明治安田生命J1リーグ第8節の浦和レッズ対北海道コンサドーレ札幌が今月15日、埼玉スタジアムで開催。浦和OBの槙野智章氏とサンフレッチェ広島OBの佐藤寿人氏がNHK総合で生中継で解説を務めたが、後半38分のMF青木亮太のハンド判定に対する両者の説明が物議を醸している。

 このシーンでは浦和が1点リードの中、浦和FW興梠慎三のシュートを青木がスライディングでブロック。当初はノーハンドの判定だったが、青木のスライディングにおける支え手にボールが当たっていたとしてVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入。OFR(オンフィールドレビュー)をへて浦和にPKが与えられるとともに、青木にイエローカードが提示された。

 スライディングする際の支え手がボールに当たった時の判定については、現行の競技規則に明記されておらず、支え手に当たったからノーハンドと一概には言えない。

 しかし槙野氏と佐藤氏は「支え手に当たったので、ハンドではない」と主張。この両者の見解に対しては、「競技規則を把握していないのか」、「誤解招く」、「DAZNでも出演している2人なのに。

解説しっかりしてほしい」、「Jリーグジャッジリプレイで勉強しているのかツッコミたくなる」、「解説も実況もルールのアップデートすべきだ」と、SNS上で厳しい声が上がっている。

 なお浦和は青木のハンドにより得たPKを、興梠が沈めて追加点を奪取。札幌FW菅大輝にゴールネットを揺らされたものの、後半アディショナルタイムに2点を追加。4-1で勝利し、首位ヴィッセル神戸から勝ち点3差の4位に浮上している。