かつてモンテディオ山形セレッソ大阪でプレーしていたMF坂元達裕は、ベルギー2部KVオーステンデからイングランド2部コヴェントリー・シティFCへ完全移籍。コヴェントリー指揮官が同選手の言語能力に言及するとともに、クラブの取り組みを語った。

 坂元は2022/23シーズンのベルギー1部リーグで6アシストをマークするなど、攻撃陣の主力選手として活躍。オーステンデの2部降格もありKRCヘンクやKAAヘントからの関心が報じられる中、今月10日にコヴェントリーへ加入。18日の練習試合で新天地デビューを果たしたほか、26日の練習試合でもプレーしている。

 コヴェントリー率いるマーク・ロビンズ監督は、新天地の環境に慣れようとする坂元の姿勢を評価。英メディア『コヴェントリー・ライブ』のインタビューで「彼は素敵で謙虚な人だと思う。彼のプレーを気に入っている」と切り出すと、以下のようなコメントを残している。

 「坂元は英語学習に取り組む予定だ。英語をかなり理解しているが、自信を持って話すことができないからね。我々は彼にいくつかのレッスンを受けさせていますが、それと並行して我々も日本語も学ばないといけないね」

 また『コヴェントリー・ライブ』は指揮官の発言をうけて、「坂元は話せる以上に英語を理解しており、指揮官はクラブスタッフに対して日本語を少しずつ学ぶ努力をするよう促している」と綴っている。

 なおコヴェントリーは来月6日のイングランド2部リーグ開幕節・レスター・シティ戦を控えている。開幕戦スタメン出場にむけてアピールを続ける坂元だが、早速指揮官と良好な関係を築いているようだ。