J2リーグ4位の清水エスパルスは今月2日に行われたJ1昇格プレーオフ決勝で、3位東京ヴェルディに1-1と引き分け。J1昇格を逃した中、浦和レッズサポーターとみられる人物の、清水所属MF乾貴士を揶揄する投稿が物議を醸している。

 清水は先月25日に行われたプレーオフ準決勝で、5位モンテディオ山形に0-0と引き分けて決勝進出。国立競技場開催の東京V戦ではこう着状態で試合が進む中、63分にFWチアゴ・サンタナがPKを決めて先制ゴールを奪う。

 しかし後半アディショナルタイムの90+3分にペナルティエリアでDF高橋祐治がFW染野唯月にスライディングタックル。高橋の右足が先にボールに触れたが、東京VにPKが与えられると、これを染野に決められて同点に。結局1-1の引き分けに終わり、J1昇格を果たせなかった。

 後半アディショナルタイムにPKを献上したシーンでは、すでに途中交代していたMF乾貴士が、ベンチでペットボトルやスパイクを投げつけるなど、怒りをあらわにしていた。

 すると浦和レッズサポーターとみられるSNSユーザーが、乾の様子を捉えたDAZNの中継映像をX(旧ツイッター)に投稿。「情緒不安定だな」「そんな態度だから、ずっとJ2」「J2残留おめでとう」などと、同選手を揶揄するコメントが見られる。

 その一方で「本気で戦っているからこそ、こうなる」「これで叩かれたり、馬鹿にされるのは可哀想」「チームのために戦っているという証拠」「勝利に貪欲なだけ」などと、乾を擁護するファン・サポーターも。「乾を茶化すサポーター嫌だな」「これと同じようなことをしてブチギレた浦和の選手にも同じような投稿すれば?」などと、投稿者に対する厳しい声も飛び交っている。