FC東京を契約満了により退団したポーランド人GKヤクブ・スウォビィクは、今月23日にトルコ1部コンヤスポルへ加入。ベガルタ仙台時代のJ2降格を振り返るとともに、仙台サポーターの温かさに言及した。
スウォビィクは2019年7月、日本代表GKシュミット・ダニエルの後釜として仙台へ加入。2年半にわたり仙台の正守護神として活躍していた。しかし仙台は2021シーズンのJ1リーグで19位に終わり、J2へ降格。スウォビィクは同シーズン終了後にFC東京へ移籍した。
日本で4年以上プレーしたポーランド人GKは今月、『slasknet』のインタビューに対応。
「僕がいた頃の仙台は成績が芳しくなかったけど、それでもサポーターはキックオフ1時間前から試合終了までずっと声援を送ってくれたんだ。ただJ1残留争いをしていた時は、こうした応援が少し欠けていたかもしれないね。新型コロナ感染拡大によりスタジアムの収容人数が制限されていたことは分かっていた。だけどもっと多くのサポーターがスタジアムに来てくれたら、もっと勝ち点を積み上げて残留を勝ち取っていたかもしれない」
「J2降格が決まった時、サポーターの反応は失望ばかりだったね。
「不甲斐ない試合が続くたびに、サポーターのフラストレーションが増えるけど、日本のサポーターは負けた後でもポジティブに振る舞ってくれた。僕も自分のプレーで彼らを励まそうとしたし、僕に対する(ポジティブな)メッセージもたくさん届いたんだ。とても嬉しかったよ」
仙台サポーターといえば、昨年6月11日にユアテックスタジアム仙台で行われたジュビロ磐田戦後のバス囲みが記憶に新しい。
一部サポーターの常軌を逸した行為が議論の対象となっていたが、スウォビィクは今でも仙台サポーターに好意的な印象を抱いているようだ。