昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後の売りが一巡した後は日経225先物は下げ渋り、一時、上昇に転じる場面もあった。一方、ウクライナでの戦闘激化や中国での新型コロナ感染拡大、米金融引き締めの加速観測など懸念材料が多く、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは後退せず、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。