日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+0.62(上昇率3.10%)の20.59と上昇している。なお、今日ここまでの高値は21.30、安値は20.39。


昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後の売りが一巡した後は日経225先物は下げ渋り、一時、上昇に転じる場面もあった。一方、ウクライナでの戦闘激化や中国での新型コロナ感染拡大、米金融引き締めの加速観測など懸念材料が多く、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは後退せず、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。