*12:36JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅続落、ファーストリテとダイキンの2銘柄で約136円押し下げ
22日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり52銘柄、値下がり170銘柄、変わらず3銘柄となった。

日経平均は大幅続落。
543.15円安の29248.90円(出来高概算7億0298万株)で前場の取引を終えている。前週末の米国株式市場ではNYダウは続落した。米中外交トップ会談を受けた米中対立への警戒感から寄り付き直後から下落。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が新型コロナウイルパンデミックによる金融市場混乱を受け昨年4月から実施していた大手銀に対する資本規制の特例的な緩和措置「補完的レバレッジ比率(SLR)」を計画通り3月末で終了することを発表。これが嫌気される形で金融株を中心に売りが出てダウは終日軟調に推移した。一方、押し目からの買いにハイテクは持ち直し、ナスダック総合指数は堅調推移となった。
このダウの下落やSLRに関する緩和措置の終了を巡る米長期金利への警戒感などから、日経平均は347円安の大幅続落でスタート。その後も、日銀が先週の金融政策決定会合で上場投資信託(ETF)の買い入れ対象から日経平均連動型を除外すると決めたことなど国内の特殊要因も重荷となり、下げ幅を拡げる動きとなった。

値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はダイキンとなり、2銘柄で日経平均を約136円押し下げた。ファーストリテは、日銀ETF買い入れ対象変更を引き続きネガティブ視する展開。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは日産化学で4.77%安、同2位はキッコーマンで4.57%安だった。

一方、値上がり寄与トップはオリンパス、同2位は武田となり、2銘柄で日経平均を約3円押し上げた。
また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはユニチカで6.38%高、同2位は商船三井で5.39%高だった。ユニチカは、ナイロンに関連する一部報道を受けて、関心が向かっているもよう。商船三井は、ラルビック・シッピング社に出資し、液化CO2海上輸送事業へ参画すると公表している。


*11:30現在


日経平均株価  29248.90(-543.15)

値上がり銘柄数  52(寄与度+16.37)
値下がり銘柄数 170(寄与度-559.52)
変わらず銘柄数  3

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
オリンパス 2358 13.5 +1.94
武田 4317 43 +1.55
三菱商 3251 40 +1.44
富士フイルム 6548 27 +0.97
スクリン 9100 130 +0.94
伊藤忠 3550 25 +0.90
商船三井 4300 220 +0.79
サイバー 7540 100 +0.72
住友商 1627 17 +0.61
三井物 2389 17 +0.61
JR東海 17845 155 +0.56
川崎船 2741 119 +0.43
郵船 4045 110 +0.40
丸井G 2299 11 +0.40
Jフロント 1178 21 +0.38
出光興産 2920 21 +0.30
味の素 2328 8 +0.29
NEC 6720 80 +0.29
明治HD 7200 40 +0.29
MS&AD 3408 23 +0.25

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 88110 -2910 -104.79
ダイキン 22270 -880 -31.69
ファナック 25900 -815 -29.35
信越化 18185 -455 -16.39
テルモ 3861 -98 -14.12
デンソー 7383 -349 -12.57
中外薬 4444 -114 -12.32
TDK 15310 -340 -12.24
キッコーマン 6680 -320 -11.52
リクルートHD 5090 -106 -11.45
エムスリー 7464 -131 -11.32
第一三共 3245 -102 -11.02
日産化学 5990 -300 -10.80
オムロン 9020 -290 -10.44
東エレク 41850 -280 -10.08
ヤマハ 6090 -270 -9.72
セコム 9335 -259 -9.33
京セラ 7406 -125 -9.00
バンナムHD 7976 -249 -8.97
資生堂 7739 -240 -8.64




《CS》