レビュー

最近、就活生のSNSで「ノンバがないから落ちた」「ノンバで選ばれた」といった投稿が目立つという。要約者は本書の「はじめに」でそのことを知り、頭に「?」が浮かんだが、あなたは「ノンバ」とは何を指すのか知っているだろうか。


「ノンバ」は「ノンバ―バル」の略で、非言語スキルを意味する。本書では、ノンバを表情、リアクション・ジェスチャー、声、姿勢・動作、服装・外見、視線・アイコンタクト、距離感・接触、持ち物、プレゼント、場所選びの10種類に分けて、それぞれを鍛えるための具体的なトレーニングを提示している。
著者の三木佳世子氏は、新卒でNHKに入局し、報道・ドキュメンタリー番組ディレクターとして2000人以上に取材してきた実績を持つ。「非言語表現のプロ」である一流アナウンサーたちを間近で見てきた三木氏だが、自身は20代の頃、非言語表現で損をしていたという。ニュース番組に偶然映り込んだ、不機嫌そうな自分の姿に衝撃を受けたエピソードは象徴的である。
本書では、その後、非言語を徹底的に磨き、「取材拒否になりそうな難しい取材先のところには三木を送れ」と言われるまでになった著者が、非言語表現の本質や感情を伴う伝え方、実践的な鍛え方を解説する。
コミュニケーションに課題を感じている人はもちろん、「話すのは得意だから問題ない」と思い込んでいる人にもぜひ一読を勧めたい。非言語表現を整えるだけで、あなたの魅力が正しく伝わるようになるはずだ。

本書の要点

・非言語コミュニケーションとは、言葉の外にある、あらゆる情報と感情のことだ。どれほど言葉を磨いても、非言語が噛み合っていなければ説得力が大きく損なわれてしまう。
・非言語コミュニケーションの中でも、最も大きな要素と言えるのが表情である。とりわけ鍛えるべきは、心のこもった笑顔だ。

鍛え方としては、虚無顔チェックやくしゃくしゃ顔、口角を上げる練習などがある。



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