NHK連続テレビ小説「虎に翼」で、伊藤沙莉(29)演じるヒロインの猪爪寅子の母はるを熱演している女優の石田ゆり子(54)。そんな石田が昨年10月、54歳の誕生日に新会社を設立したという。

石田はすでに自身が社長を務める個人事務所を通じて芸能活動を行っているが、「女性自身」(4月23日号)によると、今回設立したのは不動産の売買や賃貸、管理を目的とした会社とのこと。


「石田は16年に都内の一等地に3億円御殿を建設しているほか、資産価値7億円と言われる複数の高級マンションを所有。これらの賃貸管理のほか、新たに不動産投資を行う可能性が考えられます。税金対策のほか、仕事ができなくなる将来を見据えて、不動産を保有する芸能人やスポーツ選手は非常に多いです」(芸能ライター)


 芸能界には石田のように、数多くの物件を保有する“不動産王”が少なくないという。


「有名なのが役所広司で、自宅以外にも複数保有していて、時価数十億円と言われています。石田と同じ50代の鈴木京香に至っては、自分が暮らすわけではないのに、解体の危機にあった建築家・吉阪隆正氏が手がけたヴィラ・クゥクゥという物件に数億円の私財を投じています。

吉阪氏は世界的建築家のル・コルビュジエの弟子の一人。これによって、鈴木は日本建築学会文化賞を受賞しています」(前出・芸能ライター)


■お金を持っていることに価値はない?


 石田と不動産が結びつかないという声も聞こえてくるが、今どき不動産の保有に熱心な独身女性は決して少なくないという。


「ずっと賃貸で暮らしてきた女性でも未婚のまま将来が見えてくると、老後のためにマンションの所有を意識する人は決して少なくありません。その分岐点が40代前半から50代前半と言われています」(不動産コンサルタント)


 石田が3億円豪邸を建てたのも50代が近づいたころ。そんな石田のライフスタイルは独身女性の憧れでもあるという。


「石田さんは保護猫や保護犬と暮らし動物愛護の活動をされているほか、奇跡の50代と言われる美貌やナチュラルなファッションに憧れを持つ女性が多い。

石田さんのスタイルブックは一定の売り上げが見込めるほどです。そんな石田さんがテレビで語っていたのが『お金って紙だから、経験に変えていきたい』という名言です。石田さんはお金を持っていることの価値ではなく、お金が人生にどんな豊かな経験をもたらしてくれるのかを重視していて、こうした独自の哲学がファンから支持されています」(ファッション誌編集者)


 不動産も人生に豊かさをもたらしてくれる、いちアイテムということなのだろう。