当然の結果か。


 国民民主党の公認取り消し騒動に振り回された山尾志桜里元衆院議員。

大激戦の東京選挙区(改選数6+補欠1)に無所属で挑んだが、あえなく撃沈した。


 きのう(20日)の会見では、敗因について「私自身の伝える力の不足など、しっかりと考えていきたい」と神妙な面持ちで語っていた。


「選挙戦では、“古巣”の国民民主が外国人優遇策の見直しに言及したことを批判。当選は無理でも、党勢好調の国民民主の票を食うとみられていた。ところが、国民民主が擁立した元NHKアナウンサーの牛田茉友、元会社員の奥村祥大両氏は共に当選。“口撃”はあまり効かなかったようだ」(都政関係者)


 山尾氏本人は政界再挑戦を諦めていないようだ。きのうの会見で可能性を問われると、サッパリとした表情で「ニュートラルに考えたい」と言い、こう続けた。


「(今の社会は)左右の分断だけでなく、ウソかまことか、人権を守るか守らないか――、混乱の様相を呈している。極端(な方向に)に走らない中道の政治を作っていかなければならないと思う」


 国民民主関係者はこう言う。


「ハッキリ言って、政治家としての資質で言えば、山尾さんは今回当選した牛田、奥村両氏とは比べものにならないくらい優れている。いずれかのタイミングで再挑戦するのは当然だと思います。ただ、過去の不倫スキャンダルが大きすぎる。

そこをどう乗り越えるのかがカギでしょうね」


 選挙戦中の街頭演説では「日本をポピュリズムから救う」とも言っていた。果たして、その言葉をどこまで貫けるのか。


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