20日放送のテレビ東京系「あちこちオードリー」で、女優の小池栄子(44)がお笑いタレント宮迫博之(55)の名前を出し、「宮迫さんがいなくなるとは思わなかった。(番組の)リーダーだったから」などと語ったと報じられた。
宮迫は2019年の闇営業問題で所属していた吉本興業との契約を解消され、事実上テレビ界から姿を消した。小池は、宮迫が「雨上がり決死隊」として出演していたフジテレビ系の番組(2000年10月~2006年12月)にレギュラーで共演しているが、「怖かったですよ。芸人さんたちピリピリしているところにグラビアあがりみたいのが入っていって文句を言われるんじゃないかなとか思った」と振り返った。MCのオードリー若林正恭(46)が慌てて「ベテランなんだから、俺たちを守ってくださいよ」と言っても、「(騒動後は)オムライス屋やってたからね」と宮迫が実業家として活動を始めたことを面白そうに語ったという。
「地上波テレビのバラエティーで宮迫の名前が出るのは久しぶりで、アドリブだったのか、復帰か何かの伏線かと話題になっています。『地上波から消えた芸人』と見出しがついていましたけど、エンタメ業界から完全に消えたわけでもありませんから」と、ワイドショーの芸能デスクがこう語る。
「YouTubeに活動の場を移した現在も、あれこれ発信してはときおり話題になっています。お笑いコンビ『霜降り明星』の粗品と舌戦を繰り広げたり、最近はダウンタウン松本人志の自宅に招かれたときのエピソードを明かしている。得意のトーク力を随所で発揮していて、松本宅では豪華な自宅に驚いたあと、『どん兵衛』を買い出しに行かされ、『やっぱりどん兵衛、世界一うまいな』と言った松本の言葉に『本気で芸人辞めようと思った。こんなに夢ないことある?』と結んでいました。19日にゲスト出演した『鬼越トマホーク』では、破天荒だった父親について語り、こちらも盛り上げていました」
■性スキャンダルが吹き荒れるなか、「宮迫」の名前が挙がる理由
現在は焼き肉店経営の実業家でもあるが、お笑いのほか、ドラマや映画、舞台でも売れていた表現力も健在なのかもしれない。某広告プロデューサーはこう言う。
「『雨上がり決死隊』の再結成は元相方(蛍原徹)との関係修復がなされず、難しいでしょうし、ピンでもコンプラ重視のテレビではスポンサー、キー局が警戒するタレントであることに変わりありません。ですが、性的スキャンダルが吹き荒れる今、闇営業問題が少し過去のものとなり、ダウンタウンの有料配信チャンネル立ち上げもあって、宮迫の名前が局の企画会議などでちらほら挙がっていても不思議はないと思います。知名度や話題性のみならず、テレビではベテランタレントの需要が高まっているんです。若手ばかりだと空回りになりがちなところ、真ん中でまとめられるようなポジションです。宮迫の度量、技量、人望次第ですが、追い風とも言えなくないと思いますよ」
今後、深夜枠や地方局などから「宮迫ですっ」とテレビで復活する日も見えてきているのかもしれない。
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宮迫博之だが、世間から全面的に許されたわけではないようだ。関連記事【もっと読む】宮迫博之が高級時計盗まれたと報告も「同情されず」のお気の毒…「YouTubeで公開するのが、もうダメ」の辛らつな声…では、本人への冷たい声について伝えている。