1位は長澤まさみ(38)、2位に綾瀬はるか(40)、新垣結衣(37)、松嶋菜々子(51)が同列──。これは、9月11日発売の「フライデー」が公開した「女性タレント&女優 CM年間契約料リスト」で、大手広告代理店が持つ極秘データをもとにキャスティング会社社長やCMプランナーを取材したもの。

人気芸能人の「最新CMギャラリスト」を作成している。


 それによると、トップの長澤が8500万円。2位の3人が7500万円。5位は有村架純(32)の7000万円。6位は6500万円で、天海祐希(58)、北川景子(39)、広瀬すず(27)らが並んでいる。


「トップ3の長澤、綾瀬、新垣はここ20年近く不動のイメージです。ただ、このデータは2年前くらいまでの実績から算出されているので、“これから”のタレントランキングとなると少し事情が違うかもしれません。存在感、影響力、演技力などを考えると長澤のトップは変わらなそうですが、2位の綾瀬や新垣は、最近のドラマや映画の出演頻度や影響力を考えると、今後どう動くのか分からない」(広告代理店関係者)


 同誌によると、昨年NHK連続テレビ小説「虎に翼」に主演した伊藤沙莉(31)は、4500万円とトップの長澤の約半額。20年の大河ドラマ麒麟がくる」で、沢尻エリカ(39)の代役として出演した川口春奈(30)はCM出演本数ランキングで常に上位をキープしているが、伊藤よりも低い4000万円となっている。そう考えると、朝ドラや大河で成功しても、それがそのままギャラに反映するというわけではなさそうだ。その理由について、ある大手芸能事務所関係者は次のように話す。


■テレビを見なくなった若者世代が与える影響


「テレビを若い世代が見なくなった影響は大きいと思います。

長澤や綾瀬が一番テレビで活躍していた時代の視聴者も40代、50代となり、その世代の人たちはまだテレビを見ている。テレビCMを見て商品を買う購買層も、その世代が中心でしょう。伊藤や川口の好感度が上がったとしても、彼女ら世代の若者はテレビをあまり見ませんからね。そういう意味でも、長澤の出演CMの方が、川口の出演CMよりもいまだに効果が大きいのでしょう。だから、CM出演本数とギャラの間に乖離が生まれるのだと思います」


 ただ、昨年、今年あたりから勢力図が塗り替わる兆しもあるという。新たなCM女王として名乗りを上げそうな女優が育ってきているためだ。


「現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう』で評価を上げた小芝風花(28)、NHKのドラマ出演が多い吉岡里帆(32)らは、ますますCM出演本数が増えそうです。40代、50代の女性人気も高くなっていますから、ギャラも上がると思いますよ。上位で言えば、北川景子や有村架純、天海祐希は安定してドラマに主演していますし、評判も良い。長澤に迫る勢いがあると言えます」(前出の芸能事務所関係者)


 フジテレビにスポンサーが戻れば、さらに新たな変化が生まれるかもしれない。


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