読売テレビは24日に行った番組改編会見で、24日深夜の放送をもってダウンタウンの浜田雅功(62)がMCを務める「浜ちゃんが!」が終了すると発表した。2008年10月に放送開始し、17年間続いた長寿番組が事前発表もなくアッサリと幕を閉じた。
これに先がけ6月には、32年間続いた「ダウンタウンDX」(読売テレビ)もすでに終了している。最終回は、一連の性加害疑惑報道で、2024年1月から活動休止していた松本人志(62)の出演もないまま終了した。
「テレビ局が番組を終了するのは視聴率が一番大きな理由ですよ。ダウンタウンDXは個人視聴率が2%台に落ち込んでおり、この時間帯(平日のプライム19-23時)の合格点とされる4%には到底及びませんでした」(キー局編成関係者)
一方の松本は、11月から動画配信で「ダウンタウンチャンネル」を始動することが発表されている。地上波復帰の道筋が見えない中、コンプラなどの規制を気にせず、自由にやれる場として配信に足を踏み入れるこの動きは、テレビに見切りをつけた覚悟とも読める。
それでは残る2つのコンビでの冠番組である、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)、「水曜日のダウンタウン」(TBS系)は今後どうなるのか。
「両番組とも松本不在で視聴率は下がったままですね。かつて、紅白の裏番組として、大晦日特番で10~15%を叩き出した『ガキ使』はもはや見る影もない。今はレギュラー放送で3%に乗せるのがやっと。松本不在で企画も手詰まり感があり、年内終了も視野に入っています。『水ダウ』も同じようなものでしょう。『水ダウ』はとがった企画が多いですが、ダウンタウンでなくても、同じフォーマットは踏襲できる。
番組はいずれ終了する流れの中にあるというのだが、そのあたりは今春、“一時休養”を挟んだ後、これらの番組を支えてきた浜田の胸中も関係してきそうだ。さるお笑い関係者の話。
「松本さんと浜田さんは、ダウンタウンの最後は二人で舞台でやりたいと公言しています。事実上、松本が地上波に復帰できない今、『ダウンタウンチャンネル』がその最後の花道と考えているのではないでしょうか。今、残っている浜田さんピンでのレギュラー以外のコンビでの冠番組はすべてフェードアウトして、配信の方に集中させる腹積もりかもしれません」
その是非は別にして、まさに時代の寵児だったダウンタウンが「地上波から消える日」はそう遠くなさそうだ。
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休養から復帰した浜田雅功だが、2023年には「健康不安説」が出ていた。関連記事【もっと読む】ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」…では、当時の報道を振り返っている。