見上愛(25)と上坂樹里(20)がダブル主演するNHK連続テレビ小説「風、薫る」の苦戦ぶりが早くも露呈している。新しく始まった朝ドラの初回視聴率は、物珍しさもあって16%程度をマークするものだが、「風、薫る」の初回(3月30日)は14.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)にとどまった。
こうした逆風を受けて、NHK制作局内部で芦田愛菜(21)への“待望論”が強まっている。“金の卵”とされる若手女優の奮闘を朝ドラファンが見守るという、これまでの視聴習慣が崩れつつあるとするなら、救世主を求めるのも致し方のないところだろう。
天才子役としてデビューした芦田は、11年には連続ドラマ「マルモのおきて」(フジテレビ系)のエンディングテーマ「マル・マル・モリ・モリ!」で、コンビの鈴木福(21)と史上最年少で紅白歌合戦にも出演した。以来、好感度も抜群に高く、25年タレントCМ起用社数ランキング(ニホンモニター)では21社の川口春奈(31)と1社差の2位に輝いている。
「好感度の高さとNHKへの貢献度でも芦田は抜群です。大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』(11年)、『麒麟がくる』(20年)にも出演し、18年後期の朝ドラ『まんぷく』ではナレーションも担当しています。また先月下旬放送の単発ドラマ『片想い』は視聴者の反応が非常に良かったと聞いています。既に朝ドラヒロインには、いつ抜擢されてもおかしくない状況ではありますが、これまで実現しなかったのは、芦田側からの学業を優先するという強い申し出があったからでしょう。準備期間も入れれば朝ドラは、最低でも1年ほどのスケジュールを拘束されるわけですからね。しかし芦田は来年3月に大学を卒業する予定です。
■優等生キャラがいつまで通用するか
NHKがラブコールを送り続けるのも分かるが、透明感、清潔感、聡明さが持ち味の芦田に“死角”はないのだろうか。
「CМ契約の20社という数字が示すように、タレントとしての購買促進力は抜群です。ただ、女優としてみると、一抹の不安を感じるのも事実です。例えば22年6月に公開された芦田の主演映画『メタモルフォーゼの縁側』は興行収入が約1億8500万円にとどまりましたし、その前の20年10月の主演映画『星の子』もパッとしませんでした。好感度は高いのに女優としての数字(視聴率、興収)が低いのが気になります。また20社というクライアントが、逆に芦田の足を引っ張る可能性も考えられます。常に優等生でいなければいけない芦田に、役柄の冒険はできません。女優として大成するなら、“汚れ役”も避けては通れないわけです。はたして優等生キャラでいつまで通用するのか。朝ドラヒロインを演じるとしたらそれが課題になりそうです」(芸能関係者)
最近で言えば、娘の失踪にボロボロになった母親役を演じた石原さとみ(39)や、子供たちの生活のためにドラッグの売人になるシングルマザーを好演した北川景子(39)、戸田恵梨香(37)などは女優として大きく前進した。
"名子役は大成できない"とも言われるが、芦田はそんなジンクスを振り払い、大女優へと突き進むことができるのか。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
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日本人はよほど優等生が好きなのか? 関連記事【もっと読む】『幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代』では、芦田愛菜の賢すぎる経歴についても深掘りしている。

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