やっぱり“客寄せパンダ”でしかない。
12日に開かれた自民党大会で陸上自衛隊中央音楽隊の鶫真衣3等陸曹が壇上で国歌を斉唱。
私人と言うが、鶫氏は制服を着用。記者から「政治活動と取られかねないのではないか」と問われると進次郎氏は「常時着用義務があるので制服を着て私人として行動することは問題ない」と回答。しかし、党大会で隊員は「陸上自衛隊が誇るソプラノ歌手」と紹介されていたから、ムチャな言い分である。
さらに言い訳じみていたのは、進次郎氏が関連のX(旧ツイッター)投稿を削除したことへの説明だ。進次郎氏は党大会当日、鶫氏と納まる写真を投稿。〈音楽隊を誇りに思います〉などと書いたが、炎上後に削除した。会見で理由を聞かれると「念のため事実関係等を確認するため消した」と回答したが、後ろめたいから削除したとしか思えない。
看過できないのは、進次郎氏が「部下」に責任転嫁せんばかりの発言を展開したことだ。隊員が党大会に参加することについて「(防衛省内で)報告が上がらなかった」とし「改善を徹底させたい」と発言。まるで、報告しなかった防衛省職員が悪いと言いたげである。
しかし、Xに鶫氏との写真をシレッと上げていたくらいだから、自衛隊法上の問題などハナから意識の外だったに違いない。報告が上がっても“はい、どうぞ”と参加を認めていたはずだ。
高市1強のおごり
日刊ゲンダイは進次郎事務所に〈部下に責任を押し付けるような発言は問題ではないか〉などと文書で質問。すると〈今後は、私を含む幹部への報告や、省内関係部署の情報共有がよりスムーズに行われるよう徹底してまいります〉と回答した。自衛隊法上の問題については〈当たらない〉と否定した。
今回の件については、高市首相も「問題ない」とし、荒井正芳陸上幕僚長も「法令に抵触しないと報告を受けていた」と話したが、これが許されれば自衛隊の政治利用が常態化しかねない。
防衛ジャーナリストの半田滋氏が言う。
「これまで、隊員が党大会で壇上に上がった例はありません。4年前の安倍元首相の国葬では1000人以上の隊員が参加しましたが、これはあくまで国の公式行事。党大会は政党の行事であり、明らかな政治的活動です。
このままでは日本は危険な方向に進みかねない。
◇ ◇ ◇
高市首相が、自民党大会で憲法改正について「時は来た。発議にめどが立った状態で来年の党大会を迎えたい」と前のめり発言。【もっと読む】『自民党新ビジョンで仰々しく“言葉遊び”…憲法改正「死活的に求められている」は国民だまし』で詳しく報じている。





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