4月期は連ドラに3本も出演している歌舞伎役者の坂東彌十郎(69=写真)。放送中のNHK朝ドラ「風、薫る」では「瑞穂屋」の店主。
「もはやドラマの印象が強すぎて、坂東さんが歌舞伎役者であることを知らない人もいるかもしれませんね」と、元テレビ誌編集長が笑いながらこう続ける。
「とはいえ《この人、最近ドラマにずっと出ている》という印象は持っているはず。朝ドラはラストまで出ないとしても、ヒロインの1人、りんの人生を変える重要な役。『夫婦別姓刑事』では一転してとことんコミカルな演技ですし、役でまったく印象が変わるのはさすがベテラン」
坂東の歌舞伎舞台デビューはなんと昭和48(1973)年。昭和56年から15年間、三代目市川猿之助(享年83)の門下に入り、「21世紀歌舞伎組」のメンバーとして活躍していたこともある。
「初めて坂東さんを舞台で拝見したのは、亡くなった十八代目の中村勘三郎さんが率いていた時代の平成中村座でした。坂東さんは身長183センチ。歌舞伎界は比較的小柄な方が多いですから、坂東さんが舞台に登場しただけでかなり目立ちます。もちろん芝居は達者なのは言わずもがな。でも、まさかその頃はテレビドラマで引っ張りだこの人になるとは……」と話すのは芸能ライターのエリザベス松本氏だ。
今や坂東は、連ドラ界に欠かせない存在感抜群の俳優。若い頃もいくつか単発でドラマ出演はあるが、今の地位をつくったきっかけは、脚本家の三谷幸喜(64)だろう。2022年のNHK大河「鎌倉殿の13人」で、主演の小栗旬(43)演じる北条義時の父・北条時政を好演した。
「放送が始まった当初はネット上に《義時パパ役の人、誰?》という声が多く見られました。が、すぐにその味のある演技で視聴者を引き込み、愛すべき人気キャラに。時政のような可愛い系オジ役がお似合いですが、冷酷な芝居でも光る。百戦錬磨の人ですから、この先どんな役が来ようとも余裕でこなしてくれるはず。何と言ってもキャリアが違いますから」(前出のエリザベス松本氏)
「鎌倉殿」で一気にブレイク。その後はドラマや映画だけではなく、CMにも出演するなど、ここ数年はチャンネルを回せば坂東の顔が見える……とは言いすぎか。
「『鎌倉殿』のバブル後もしっかりドラマ界に地位を築いたのは、坂東さんの実力でしょう。お客さんと“生の瞬間”を分かち合う舞台役者は肝が据わっていますよね。今やドラマに欠かせない吉田鋼太郎さんも、元は舞台の人。
60代での大ブレイク、やはり芸能界は夢がある!?
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坂東彌十郎出演ドラマの評判については、関連記事【もっと読む】『「風、薫る」苦戦で“芦田愛菜待望論”が急浮上 大河も朝ドラも経験した好感度抜群女優に死角は?』も必読だ。

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