2018年8月31日、ハリウッド映画「レディ・プレイヤー1」に出演して日本でブレイクしたミャンマー人の俳優・歌手の森崎ウィンさんが、ミャンマーでも活動の場を広げている。今月18日には、ミャンマーの観光親善大使に就任。
地元テレビ局「MNTV」では、森崎さんがホスト役を務めるバラエティ番組の「ウィンズショータイム」も今秋から始まる。日本のカメラメーカーがミャンマーでのブランド大使に起用するなど、在緬日本企業からも多くの声がかかっている。

その他の写真:観光親善大使に就任して笑顔を浮かべる森崎ウィンさん(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

 現在は日本とミャンマーを往復する生活が続く。事務所関係者は「日緬両方から次々と仕事の依頼がある。今の彼なら、1年で600日くらい欲しい」とてんてこ舞いだ。20日にヤンゴンで開かれた観光親善大使の任命式典で森崎さんは「最近は日本の若い世代でもミャンマーの認知度が上がってきていて、誇りに思う。人の好さや治安の良さなど、ミャンマーの魅力を伝えたい」と抱負を語った。今後の活動の拠点について問われると、「ミャンマーとか日本とかではなく、世界に出たい」と話していた。
【取材/執筆:北角裕樹】
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