【その他の写真:店の入口に立つオーナーのニンイーラインさん】
ミャンマーでは、小さな椅子で甘い紅茶を楽しむ喫茶店が主流だった。しかし、ここ2年ほど外資の参入が続き、豪系の「グロリアジーンズ」、米系の「ハードロックカフェ」、また昨月オープンした米系の「クリスピー・クリーム・ドーナツ」などの出店が進む。個人経営の店舗でも、欧米風の内装やメニューのカフェが次々とオープンしている。
「ヤンゴンランゲージカフェ」ではコーヒーと軽食を楽しみながら、教材やゲームを利用して外国語の学習をする事ができる。一階にオーナー自らがデザインしたテーブルが並び、二階はクッションソファーが並ぶリラックスできる空間だ。店内には外国語学習の書籍が並んでおり、自由に利用できる。また外国映画の上映会や音楽イベントを通した交流も行っている。
オーナーのニンイーラインさんは高校卒業後、建築学を学ぶためにイギリスのニューキャッスル大学に留学した。その際、英国には外国語学習教材が豊富にあり、独習者に対しての環境が整っていることに感銘を受けた。一方、ミャンマーで日本語を学習している時期には、学校はたくさんあるものの、教材の不足に困ったという。
【取材/執筆:鈴木蒼】