2024年4月17日、今年度初めての第3週水曜日の定期セミナー「セールスメソッド」が開催された。

その他の写真:講義を進める様子

 昨年度までの、講義ではなく「営業勉強会」として月に2回開催されていた内容をブラッシュアップ。
日常のあらゆる場面で活用できる営業術や、日々のコミュニケーションにも活かすことのできるトーク術のノウハウを論理的に学ぶことのできる実践的な講義として、4月からの新カリキュラムとして加わった。今後、セールスメソッドは毎月第3週の水曜日に開催される予定だ。

 講義は、i3 business academyの三輪創琉講師、前田啓希講師が進行し、ワークはグループに分かれて3回行われた。

 講義の冒頭は、「はじめに営業とは何か?」という問いかけから始まり、受講生から営業に対する考えを募った。営業とは相手の心を動かすことであり、物を売り込む以外に、人が交わる全ての場面で必要になってくる重要なスキルであることを伝えた。

 第一回目の講義内容は「事前準備」。
営業をする中で最も重要と言われる事前準備について丁寧に解説。事前準備は大きく以下の6つの段階に分けられると説明した。

1.目的の明確化
2.ターゲットの明確化
3.商品理解と他社比較
4.知識武装
5.メラビアンの法則
6.マインドセット

 今回の講義では、営業では、はじめに自分自身と相手に対して営業する目的を明確にすることが重要であり、「何を大切にするのかという指針を見失わないようにする」ことがポイントだと話した。また、日常生活の中で自分を相手にアピールする場面では、他の人にはない自分の良さを伝えるために、自分自身の強みを理解し、さらにその強みを強化することが重要とも伝えた。

 講義終盤では、「予祝」の効果について触れた。営業では、自分の気持ちを自分自身で作りこむことも大切だとされている。
どんな場面でも常に自分の目指す未来の姿を言葉に出して先に祝うことで、いいイメージをもって営業活動に挑むことができると伝えた。最後のグループワークでは、実際にメンバーそれぞれの「予祝」を行い、目標に対する気持ちを引き締めた。

 最後に三輪氏と前田氏は受講生へ『営業とは“相手の心”を動かすこと。“心”に着目して、思考を巡らせる』というメッセージを送った。

 来週は、第4週定期セミナーの「MBA実践講義」が開催される予定だ。
【編集:af】