セガサターン……それは1994年11月22日よりセガから発売された家庭用ゲーム機です。『バーチャファイター』や『サクラ大戦』、『電脳戦機バーチャロン』などなど……セガサターンの名作は数知れず。
世界中のゲームユーザーに大きな夢を与えてきたのは言うまでもありません。

任天堂からファミリーコンピュータやスーパーファミコンの復刻版が発売されるたびに、「セガはセガサターンの復刻版を出すべき!」との声が往年のファンから出ているとか出てないんだとか……。

そこで、Game*Spark/インサイドで活躍しているセガファンのライター3人が集い、「僕らが欲しいセガサターン復刻版」をテーマに座談会を行いました。進行役は筆者(真ゲマ)となります。

はたして、セガサターンに対する深い愛情を持つライター達が、お互いの欲望をぶつけ合いながら生み出したセガサターン妄想復刻版の内容とは……?

■まずは任天堂ハードの復刻版をおさらい
真ゲマ:今回は、「僕らが欲しいセガサターン復刻版」というテーマで皆さんと妄想……もとい議論したいと思います。

SHINJI-coo-K(池田伸次)以下:池田:PlayStationはアーカイブとかあるし、任天堂からはミニファミコン・ミニスーファミも出ているのに、セガサターンに関してはからっきしですものね。

真ゲマ:まずセガサターン妄想復刻版について語る前に、任天堂から発売された復刻版・ミニファミコンとミニスーファミの両製品についておさらいしましょう。

ミニファミコン 紹介映像:https://youtu.be/3GQ02nXQQiM

真ゲマ:2016年に発売された「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」(5980円+税) は、当時多くの人々の注目を集め、社会現象になるほどヒットしましたね。今も品切れ状態になっていて、2018年にようやく再生産されます。

池田:親子2世代でファミコンの名作が遊べて、かなり話題になりましたね。

真ゲマ:収録タイトルは30本。アクションゲームが中心で、協力・対戦プレイモードもあり、まさに親子や友達と遊ぶにはもってこいの復刻版でした。


文章書く彦:公式からレトロゲーム機がでると遊びやすくて良いですよね。現行技術を用いて作られたレトロゲーム機って、ずっとサードパーティーのライセンス商品の領域でしたから。

ミニスーファミ 紹介映像:https://youtu.be/dz6-Igq9_KY

真ゲマ:そして、2017年には「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が発売されました。収録タイトル21本と、ミニファミコンより少なめですが、長時間遊べるタイトルが多いですね。

池田:ミニスーファミに関しては、ジャンルの偏りの無さもよかったですね。ひとりで遊べるRPG『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』から、対戦ゲームとしていまだにシリーズが続く『スーパーマリオカート』が収録されていたりと。

文章書く彦:「ミニスーファミにあのゲームが入っていたらなー」と考えるのも楽しかったです。

池田:実際SNSでは「○○が入ってないよー!」、「次は○○入れて欲しい!」など、ゲーマーの様々な意見も飛び交っていました。

ミニスーファミで何気に熱いのが『聖剣伝説2』です。これは協力プレイが出来るんですよね。最近は協力プレイゲームって現行機で随分増えましたし、そういったものを取り扱ったのは熱い。他にも『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』が協力プレイに対応していますし。


文章書く彦:『星のカービィ スーパーデラックス』もそうですね!

真ゲマ:そしてミニスーファミで忘れてはいけないのが、やはり『スターフォックス2』ですよね。元々開発されていて、ほぼ完成した状態だったにも関わらず、発売中止になったタイトルが、まさか数十年の時を経て発売されたのは、本当に注目を浴びました。「ただの復刻版ではない!」というアピールが出来たと思います。

ファミコンミニとミニスーファミの特徴

・ローンチタイトルが含まれている
・人気作が含まれている
・ゲームジャンルが偏っていない(特にミニスーファミ)
・開発中止になったソフトが登場した(ミニスーファミ)
・対戦・協力プレイ可能のソフトが含まれている
・ファミコンは30本、スーファミは21本収録
■セガサターン妄想復刻版の収録ソフトは?

真ゲマ:さて、上記の点を踏まえて、本題に移りたいと思います。もしセガサターンの復刻版が登場したら、収録ソフトはどのようになると思いますか?あっ、ここら辺は絶対に入りそうかなっていう作品のリストを事前に作ってみました。どうでしょう?

真ゲマが提案するセガサターン妄想復刻版・収録ソフト

・『バーチャファイター』(対戦格闘)
・『バーチャファイター2』(対戦格闘)
・『電脳戦機バーチャロン』(3D対戦アクションシューター)
・『パンツァードラグーン』(STG)
・『ガーディアンヒーローズ』(格闘RPG)
・『バーチャコップ』(ガンシューティング)
・『デイトナUSA』(レース)
・『セガラリーチャンピオンシップ』(レース)
・『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』シリーズ(ロボットアクション)
・『NiGHTS』(アクション)
・『サクラ大戦』(ドラマチックアドベンチャー)
・『サクラ大戦2』(ドラマチックアドベンチャー)
・『グランディア』(RPG)
・『ドラゴンフォース』(シミュレーション)
『バーチャファイター』アドバタイズムービー:https://youtu.be/tUoQaWMfghM

ねんね太郎:初代『バーチャファイター』はマストですよね。でも『2』に絞るべきかな。

池田:初代『バーチャファイター』はゲーム史にインパクトを与えた記念碑的な作品であるものの、いざ現代においてプレイするにあたっては少し厳しそうなので、絞るなら僕もねんね太郎さんと同じく『2』に絞るの方に一票入れたいですね。

文章書く彦:あとソニックのゲームも何か入ってなければ。

池田:ソニックはセガの看板ですものね。

真ゲマ:でもセガサターンってソニックより『ナイツ』を打ち出している感じがしますね。ソニックチームが手掛けた作品ですし。


文章書く彦:『クリスマスナイツ』だとソニックも出てきますね。

池田:当時は『ナイツ』がセガサターンの公式マスコットというか推されていた印象がありますね。

文章書く彦:それでは、ソニック枠は歴代シリーズなどが収録された『ソニックジャム』を入れてみてはいかがでしょう?

真ゲマ:復刻版の中に復刻版が入る事になりますが、それはそれで面白い(笑)

■セガサターン復刻版に“18禁ADV枠”を!?
リマスター版『慟哭そして…』PV:https://youtu.be/TEXX_JucRnI

池田:これはもう今の時代望めないかなとは思うんですが、セガサターンは18禁タイトルを出していたハードである点にも注目したいです。

ねんね太郎:ああ、そこは注目したいかもです。

池田:時代による淘汰で「18禁」から「18歳以上推奨」が限度になりましたが、現代でも出せるタイトルだったら『慟哭そして……』あたりはいけそうなんですよね。とはいえ今年リメイクされちゃいますが。

真ゲマ:あと『同級生』シリーズですね。当時、兄が隠し持っていたような(笑)

池田:思春期!

文章書く彦:やっぱり個人的には『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』(以下:『YU-NO』)を……リメイクも出ていますけどね。

池田:セガサターン版『YU-NO』は、数ある移植の中で初めてフルボイスになったんでしたよね。自分の中で18禁枠は『YU-NO』と『EVE BURST ERROR』のどちらを入れるべきか、拮抗しています(笑)

文章書く彦:まあ現実的に考えて18禁枠は入らないでしょうね…(笑)

池田:大人向けタイトルを入れるとミニファミコン・ミニスーファミにある「みんなと遊べる安心感」は弱くなりますからね(笑)

■セガサターンに登場した“奇ゲー”の数々

池田:あっ、僕としては、この妄想復刻版に対戦格闘ゲームの定番『バーチャファイター』は入れなきゃいけないと思う反面、『ファイターズメガミックス』ってゲームもすごく入れて欲しいんですよ。

これは、セガのお祭りゲームで、コンセプトとしては『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズに近いんです。『バーチャファイター』と、当時は人気のあった『ファイティングバイパーズ』という格ゲーキャラが戦い合うという内容で、なんとレースゲーム『デイトナUSA』に登場する車「ホーネット」が隠しキャラとして登場します。
車が縦に立ってるんですよ(笑)

ねんね太郎:『ファイターズメガミックス』、確かに『バーチャファイター』と被るけど、やっぱりスルーできない魅力が……(笑)

池田:今となっては血迷ったかーってタイトルなんですが、案外格ゲーとしてのフィーリングが良く、当時は友達と対戦してましたねー。文章書く彦さんは、おそらくセガハードに詳しいと思うんですが、他にこれぞってあります?

文章書く彦:マストなのは『バーニングレンジャー』かと思います。

一同:あー!

文章書く彦:主題歌もあってゴージャスです!

池田:音楽も人気ありましたよね!

ねんね太郎:確かDC版『PHANTASY STAR ONLINE』で『バーニングレンジャー』がタイアップしてて、そこで曲を知って「かっけぇ」ってなりました!

池田:『バーニングレンジャー』は消防士となって火事を消火するというゲームなんですが、おそらくこの紹介を受けて読者が動画など見たらびっくりすると思います(笑)

文章書く彦:この時代って、ホラーゲームがすごく本格的になってきたタイミングだとも思うので、海底基地を舞台にした3Dアドベンチャー『DEEP FEAR』とか入っていたらいいかも。あと、故・飯野賢治枠が欲しいですね。

池田:ホラーゲームは表現力が「想像で補う」から「ビジュアルでやられる」といった時代においてかなり存在感が増したジャンルでしたね。

故・飯野賢治枠……高難易度なホラーゲーム『エネミー・ゼロ』は今だったら受け入れられるかも?ついでに音声だけでゲームが進行するインタラクティブサウンドドラマ『リアルサウンド 風のリグレット』なんていうのもありましたね。

文章書く彦:復活作枠として『リアルサウンド2』を挙げようと思っていました。おそらく結構作っていたんじゃないかと推測されるので……。

池田:個人的には飯野賢治さんトリビュート枠として2作くらい入ってもいいと思いますね。

次のページ:カプコン枠、コナミ枠、RPG枠、『スターフォックス2』枠はそれぞれ何が入る?セガサターン妄想復刻版に同梱する周辺機器は?

■カプコン枠?コナミ枠?それぞれ何が入るか
真ゲマ:ところで、ミニファミコンもミニスーファミもカプコン作品が入っているんですよね。これをカプコン枠とすると、やっぱりセガサターンには『ヴァンパイアハンター』を入れるべきなのでしょうか?

ねんね太郎:カプコンの2D格闘も悩みますね。『ヴァンパイアハンター』か、それとも『エックスメン VS. ストリートファイター』などの『VS』シリーズか。


池田:そういえばセガサターンは2D格闘ゲームも強かったですね。マルチ展開とはいえ『ストリートファイターZERO』もありましたし。

文章書く彦:セガサターンパッドはいまだに格闘ゲーマーからの評価が高いですよね。先日、セガサターンパッドが復活し、話題になっていました。

あと色物ですが、実写版「ストリートファイター」の対戦格闘ゲームがセガサターンに出ていたような気がします。

池田:『ストリートファイター リアルバトルオンフィルム』ですか?PS版とのマルチ展開ですが、強烈な作品でしたね。

文章書く彦:ああ、それです!キャプテン・サワダがハラキリするやつ。

真ゲマ:ジャン=クロード・ヴァン・ダムのやつだ!

ねんね太郎:これはなつかしい!

文章書く彦:この映画、「アダムス・ファミリー」でおなじみラウル・ジュリアの遺作でもあります。彼はベガ(海外ではバイソン)を演じていました。

真ゲマ:あとミニスーファミには『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』などのコナミ作品もありますが、セガサターンでは何のタイトルを入れた方が良いでしょうか。

池田: PS版が最初に発売されたのですが、個人的に『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』は入っていて欲しいですね~!

ねんね太郎:セガサターン版『ときめきメモリアル ~forever with you~』では、男子の方から告白する事ができるんですけど、そこで失敗すると女の子から辛辣なコメントが来るんですよ。なので僕は、あえて『ときメモ』を推したいですね。


■やはり気になるRPG枠……が脱線して時計機能の話に
池田:セガサターン復刻版にRPG枠があるとするなら上記リストにも書かれている『グランディア』は高確率で入りそう。だって存在感がすごい。その他のRPGだと『LUNAR SILVER STAR STORY』と『天外魔境 第四の黙示録』がありますが、こちらの選択も悩ましい!

ただ、『LUNAR SILVER STAR STORY』に関しては初出がメガCDなので敢えて抜いても良いかもしれません。

文章書く彦:この妄想復刻版がさらにマニアックになってしまうかもしれませんが、『AZEL -パンツァードラグーンRPG-』を推しておこう!

ねんね太郎:よし、ここで『シャイニングフォース3』の3部作を突っ込むという暴挙を……!

池田:『AZEL -パンツァードラグーンRPG-』!これは入れたい。 おっと『シャイニングフォース3』シリーズをまとめて収録っていうのも価値がありますね。まとめて全部体験出来るのは嬉しい!

池田:そういえば話が脱線するかもしれませんが、セガサターンの「時計機能」を活かしたゲームって皆さんやってらっしゃいました?

ねんね太郎:確か『スーパーロボット大戦F』で、主人公の誕生日を祝うっていうシステムがありましたね。

文章書く彦:ほえーそんな要素が……!

池田:その時計機能をフルに使った『ROOMMATE』という作品があったんですよ。主人公は、ひょんな事からヒロインの「井上涼子」と同居を始めるというストーリーなのですが、セガサターンが設定している時間に合わせてイベントが起こるんです。例えば、午後19時にゲームを起動するとヒロインと一緒にご飯食べられるんですよ。PS Vitaで一時期話題になった『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~』の原型ですね。

ねんね太郎:『ラブプラス』のご先祖様とも言えそう(笑)

池田:夜中に起動するとヒロインが寝ているから何もやることがないという不毛なゲームでもありましたが(笑)

文章書く彦:その手の実験が行われはじめたのがSS/PS期でしたよね……。

池田:先ほど挙げた『天外魔境 第四の黙示録』も時計機能が活かされているんです。こちらは特定の曜日しか居ないNPCが居たりとかですね。日曜日はあるNPCがアイテムを安売りしてくれる!など、なかなかグイグイ時間機能を使っていました。

ねんね太郎:SFC版『天外魔境ZERO』も時計機能が売りでしたね。

池田:『天外魔境ZERO』には、カートリッジに時計機能を埋めてあるんです。どちらが先かというと『天外魔境ZERO』の方なので、そちらのシステムをセガサターン版で応用した形になると思います。

■復活作枠はα版『シェンムー』!?そしてSTG枠は……?
文章書く彦:『スターフォックス2』枠……もとい復活作枠はセガサターン版『シェンムー』でいかがでしょうか?ゲームの一部でもプレイ出来れば、ファン的には嬉しいだろうし。

ねんね太郎:セガサターン版『シェンムー』、惹かれますね!でも、どんなものなんですか?

文章書く彦:実は『シェンムー』って、当初は『バーチャファイターRPG』としてセガサターン専用タイトルとして作られた経緯があるみたいです。しかし、セガサターンのCD-ROMではゲームボリューム的に収録できなかったみたいで、ドリームキャスト専用タイトルとして作られたんだとか。α版『シェンムー』の映像もありますよ。

池田:今、その映像を観たんですけど……すげー!これは夢を込めてセガサターン版『シェンムー』を収録ソフトに入れたいですね!

XBOX LIVE アーケード版『レイディアントシルバーガン』
池田:あ、そうそう。シューティング枠も決めて入れたいですね。個人的には『レイディアントシルバーガン』か、『戦国ブレード』かなぁ。

文章書く彦:『レイディアントシルバーガン』はXbox Live アーケードでリリースされるまでは希少ソフトとして有名でしたね。

池田:希少ソフトの一例ですよね、PSの『夕闇通り探検隊』みたいな。

文章書く彦:「高騰している」って部分だけをくみ取ると、セガサターンは結構そういうゲームばかりなんですが、『レイディアントシルバーガン』なら内容も伴っているので是非にと思いました!

あとこれは3Dシューティングですが、『パンツァードラグーン』シリーズの2作目にあたる『パンツァードラグーンツヴァイ』が今遊べると個人的には嬉しかったりします。

■いつのまにかビッグセガサターンになった!
真ゲマ:さてさて……皆さんもう気づいているかと思いますが、この座談会で我々が挙げたゲームは40タイトルを超えています……!

ねんね太郎:やばい、収録ソフトに入りきらない(笑)

文章書く彦:ビッグセガサターンですね……。

真ゲマ:流石に収録ソフトを削って妥協しますか……。

文章書く彦:何本ぐらいを目指したらいいのでしょうね……。

池田:ミニファミコンが30本でミニスーファミが21本なので、感覚的には16本くらいが最適かと思いますが、欲をだして20本くらい入れたいですね(笑)

(記事の都合上という理由もありますが、場の空気が悪くなるほどの相当激しい議論が繰り広げられたため、この部分は省略させていただきました!)

真ゲマ:……ハァハァ……多少時間がかかりましたが、ようやく4人で収録タイトルを決めました。収録ソフトの合計本数を20本に削ろうという話でしたが、結局は21本という結果に。たった1本ですが、それを削る事は難しかったですね。

【ライター4人で決めたセガサターン妄想復刻版の収録タイトル】

・『バーチャファイター2』(対戦格闘)
・『ヴァンパイアハンター』(対戦格闘)
・『パンツァードラグーン』(STG)
・『電脳戦機バーチャロン』(3D対戦アクションシューター)
・『ダイナマイト刑事』(ベルトスクロールアクション)
・『ガーディアンヒーローズ』(格闘RPG)
・『NiGHTS』(アクション)
・『ソニックジャム』(アクション)
・『バーニングレンジャー』(3Dアクション)
・『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』(アクション)
・『機動戦士ガンダム外伝』 THE BLUE DESTINYシリーズ(ロボットアクション)
・『ハウスオブザデッド』(ガンシューティング)
・『デイトナUSA』(レース)
・『サクラ大戦』(ドラマチックアドベンチャー)
・『サクラ大戦2』(ドラマチックアドベンチャー)
・『グランディア』(RPG)
・『AZEL -パンツァードラグーンRPG-』(RPG)
・『ドラゴンフォース』(シミュレーションRPG)
・『エネミー・ゼロ』(ホラーADV)
・『同級生2』(推奨年齢18歳以上のADV)
・α版『シェンムー』(Full Reactive Eyes Entertainment)

合計:21タイトル
■この妄想復刻版に同梱する周辺機器は?
真ゲマ:そうそう、このセガサターン妄想復刻版に同梱すべき周辺機器などはありますか?

文章書く彦:収録ソフトから逆算すると、ツインスティックとバーチャガンですね

ねんね太郎:『ナイツ』と同時発売の「セガマルチコントローラー」も入れたいですね。

真ゲマ:あれは掴んでいるだけで気持ち良いコントローラーだった……。

池田:メモリ拡張はわざわざ同梱せずとも本体機能として備わるでしょうし。 あとマルチタップは『ガーディアンヒーローズ』用としてゲーム機本体に6スロットの端子が付いてくれると嬉しい。

ちなみに、セガサターンの周辺機器は、セガハード大百科で紹介されていますよ!

ねんね太郎:ふむふむ。セガハード大百科を見ていると思うんですが、周辺機器の時代の先取り感が半端ないですね。

文章書く彦:バーチャスティックプロも付けて欲しい……。

池田:バーチャスティックプロを2機同梱してローカル二人対戦楽しんでもらおうみたいな感じも、いいかもですね!

真ゲマ:あと個人的にパワーメモリーは思い出の品なので、パワーメモリー型説明書とかにして同梱してほしいです。説明書の表紙には、せがた三四郎が(笑)

ねんね太郎:せがた三四郎、復活してほしい(笑)

池田:印象的な形状だったし何かしらの形で入れて欲しいですね!いっぺん入れたら抜いちゃいけない(データが消える事もあった)禁断のパワーメモリー……懐かしい……。

ねんね太郎:でも『ヴァンパイアセイヴァー』などでは、拡張ラムカートリッジを差し込まないといけないため、ゲームをプレイする時には抜かなければならないというジレンマ。

■あぁ!語らずにはいられない!せがた三四郎!
3DS向けソフト『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』のせがた三四郎
文章書く彦:そういえば復刻版に入れるべきタイトルの中で、せがた三四郎のゲームを一切言及しませんでしたね。当時放送されていたCMでは、 ドリームキャストをミサイルから守ってくれたのに……罰当たりでした……。

ねんね太郎:感動のCMでしたね……。

池田:あの『デスクリムゾン』のエコールソフトウェアが『せがた三四郎 真剣遊戯』というゲームを作ったんですよね。

真ゲマ:どんなゲームなんですか?

池田:ミニゲーム集ですね。セガサターンのゲームのCMが収録されていて、ミニゲームをクリアするごとに、そのCMが視聴できるようになります。ミニゲームには音ゲーみたいなものとか、色々ありました。

ねんね太郎:三四郎は好きだったけど、ちょっと手を出すには勇気が必要だった思い出が……。

【ライター4人で決めたセガサターン妄想復刻版付属の周辺機器】

・セガサターンパッド(2つ)
・バーチャガン
・バーチャスティックプロ
・パワーメモリー型製品説明書
■そしてロマンを感じるセガサターン妄想復刻版が完成
真ゲマ:ようやく我々のセガサターン妄想復刻版の内容が決まりましたね。っていうか、いろんな意味で夢のゲーム機が出来上がってしまった!

池田:実現可能性とロマンの二重の意味で(笑)

ねんね太郎:それでもセガなら……セガならきっと……。

文章書く彦:現実的な事をいうとSteamで配信されている『Dreamcast Collection』のような感じでセガサターンの作品も復活してほしいですね!

真ゲマ:実現できるかできないかはとにかく、こうやって皆さんとセガサターンの妄想復刻版を作り上げていくのは、自分の思い描いた夢を膨らませているようでとても楽しかったです。この座談会のやり取りを読んでくれている読者も、セガファンの友達とこのような議論を熱く交わしてみてはいかがでしょうか。

池田: みんなで夢のサターンを作ろう!
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