長いシリーズの歩みの中では、従来のシリーズ作とは異なる切り口に挑んだり、それまでになかった新要素などを導入したケースも少なくありません。2015年6月25日に発売された3DSソフト『ファイアーエムブレムif』も、他の過去作にはない特徴を持つシリーズ作でした。
そんな『ファイアーエムブレムif』も、本日でちょうど5周年を迎えました。もう5年が過ぎたのかと、驚いた方も少なくないのでは。今回は本作の記念日を祝し、その特徴的な要素を振り返ってみたいと思います。
プレイヤーが主人公となり、“あなた”自身が大きな決断を下す『ファイアーエムブレムif』
『ファイアーエムブレム』シリーズの各主人公は、1作目の「マルス」に始まり、あらかじめ作品内にいるキャラクターがその座を占めました。プレイヤーは、主人公やその仲間たちを操作する立場にあり、プレイヤーの分身たるキャラクターが作中に登場するといった展開は、黎明期のシリーズ作にはありません。
ですが、『ファイアーエムブレム 烈火の剣』にて、この傾向に変化が。プレイヤーが名前を決められる「軍師」が登場し、更に作中の物語にも関わりました。とはいえ、この軍師は他のキャラクターのように戦うことはできず、バックアップ的な立場に留まります。