俳優の染谷将太が16日、都内で主演映画「廃用身」(吉田光希監督)の公開記念舞台あいさつを行った。

 原作は外務省医務官を経て、現在も在宅訪問医として活躍する久坂部羊氏の同名小説。

「廃用身」とはマヒなどにより回復の見込みがない手足のこと。老齢期医療の最前線で患者の幸福と合理性を追求するあまり、禁断の医療へと踏み込んでしまう医師を描いたヒューマンサスペンスだ。

 染谷らキャストは、作中で重要な役割を果たすという流木を持って登壇。原作の出版当時は強烈な設定が賛否両論となり、映像化不可能とされた作品だけに「見ていただけるのはうれしいとともに、すごく緊張します。いつも作品が公開されるときはうれしさと寂しさがあるが、『廃用身』は何とも言葉にできない緊張感が漂う。賛否両論というか、カラフルな感想が飛び交うといい」とうなずいた。

 危うい領域に踏み込んでしまう主人公について「すごく大事にして演じたことがあるが、それを言ってしまうと…」とあえて伏せた上で、「映画としての倫理観も問われる作品。思うことがあったら、その衝撃を広めていただきたい」と呼びかけた。

 最近衝撃を受けたことについて聞かれると「ずっと地方に撮影に行っていて。大阪にいたんですけど、気づいたら3キロぐらい太ってましたね」と告白。「焼き肉とか、どこに入っても外れがない。気づいたら焼き肉屋にいる、みたいな。

久々に家に帰って体重計に乗ったら衝撃だった」と振り返った。

 共演した女優・中井友望(とも)は、初共演した染谷に憧れていたことをMCに暴露され「こんなところでバラされると思わなかった。本人にもお伝えしたことなかった」と照れっぱなし。「撮影が終わって寝る前に『今日、染谷さんと一緒にお芝居してたんだ…』と思い出してしみじみ感動してました」と話すと、染谷は「恐縮です」と応じていた。

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