俳優の六平直政が16日、都内で行われた映画「廃用身」(吉田光希監督)の公開記念舞台あいさつに、主演の染谷将太らと出席した。

 原作は外務省医務官を経て、現在も在宅訪問医として活躍する久坂部羊氏の同名小説。

「廃用身」とはマヒなどにより回復の見込みがない手足のこと。老齢期医療の最前線で患者の幸福と合理性を追求するあまり、禁断の医療へと踏み込んでしまう医師(染谷)を描いたヒューマンサスペンスだ。

 両足と左腕の自由を失った患者を演じた六平は「ものすごく撮影は大変だった。みんな泣いちゃうと思うよ、かわいそうで」と回想。観客に向けて「全シーン大変だったから。私は患者側でしょ? 患者側の気持ちや行動は、患者の人しか分からないよ。“受け身”の恐ろしさを感じていただければそれで十分です」と語りかけた。

 映画の衝撃をアナログの力で表現した美術スタッフに驚いたようで「だってCGを使ってないんだから。CGを使わない方がリアリティーがあるね」。挙げ句の果てには「もうCGの時代は終わったんじゃない? これからはAIの時代だよ、AI。もうCGなんか古いよ」と爆弾発言で笑わせた。

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