◆春季高校野球北海道大会小樽地区予選 ▽3回戦 北照13―1寿都・岩内・蘭越=5回コールド=(16日・エムデジ桜ケ丘)

 センバツ甲子園に出場した北照が13―1の5回コールドで寿都・岩内・蘭越の連合チームを下し、代表決定戦進出を決めた。最速138キロ左腕の永山綜太郎(1年)が、公式戦初登板で3回1安打無失点と好投した。

 五輪メダリストを輩出した柔道一家譲りの強心臓で、1年生左腕が指揮官の期待に応えた。まっさらなマウンドに上がった背番号「11」は、1回から2イニング連続で3者凡退。3回に内野安打を許したものの、無失点で切り抜けてマウンドを降りた。

 中学3年時で最速129キロだったが、高校入学後の練習試合で138キロをマークした。その急成長した直球を主体に淡々とコーナーに投げ分け、「2回からはテンポ良く投げられて、自分の投球が出来た」。OBで、同じ左腕でもある中日・高橋幸佑(2024年ドラフト5位)も指導した上林弘樹監督は「気が強い。緊張してるのかもしれないけど、そういうのが見えない。3年生ともコミュニケーションを取れるし、練習も黙々とこなす。本当に期待できる。(高橋の1年時と)比較にならないくらい上。今後どうなっていくかわからないけど、現時点では十分楽しみ」と絶賛した。

 24年パリ五輪柔道男子60キロ級で銅メダルを獲得した永山竜樹が親戚で、自身も中学までは野球との二刀流だった。

14歳年上の五輪メダリストとは「竜樹」「綜太郎」と呼び合う仲で、進学の際には「違う道でもちゃんと応援してるから頑張れよ」と激励されたという。

 札幌北広島ボーイズでプレーしていた中学3年時には柔道の強豪校からも誘いを受けたが、野球一本に絞って北照へ進学。178センチ、74キロで無限の可能性を秘める栗山町出身の左腕は「甲子園で結果を残してプロ野球選手を目指す」と夢を口にした。

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