上方落語のファン感謝デー「第33回彦八まつり」が16日、大阪市天王寺区の生國魂(いくたま)神社で開幕し、桂文枝が第4部の「大御所落語会」に登場。任侠(にんきょう)道に生きる年老いた親分が騒動を巻き起こす創作落語「背なで老いてる唐獅子牡丹」を口演した。

 枕では82歳のレジェンドが自身のいまわの際について語った。「お囃子(はやし)さんに来ていただいて『お時間~!』って言っていただいて(この世から)昇っていったら、雲の人力車が待っている。そこに(桂)三金が待っていて、ちょうちんを持った(桂)三弥がおって」と、ともに2019年に先立った弟子の名を挙げた。

 さらに「向こうで(桂)枝雀兄さん(99年没)、(笑福亭)仁鶴兄さん(21年没)がいて、(2代目桂)春蝶兄さん(93年没)、(桂)ざこばさん(24年没)、(笑福亭)福団治さん…は生きてはる」と85歳の重鎮をイジって笑わせた。

 さらにさらに「その後ろには(上方落語)四天王」と6代目笑福亭松鶴、3代目桂米朝、3代目桂春団治、そして師匠である5代目桂文枝が待ち構えているとした。「文枝師匠には『文枝~!』…私も文枝ですが…『遅かったなぁ』と」と懐かしい甲高いダミ声でモノマネして、オールドファンを笑わせていた。

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