5月16日に横浜・Kアリーナで開催された令和ロマンの単独ライブ『RE:IWAROMAN』で、高比良くるま(監督名義:くるま)が初監督を務めた短編映画『BREAK SHOT』がサプライズ上映された。本作は、相方・松井ケムリとライブの幕間映像を互いに内容を明かさず、それぞれ用意し、本番で初めて見せ合うというライブ企画から生まれたもの。くるま自身が用意したその全貌は当日まで完全に伏せられ、ライブの進行のなかで、ケムリと観客が共に何が始まるのか分からないまま唐突に目撃するかたちで初披露された。上映後どよめきと笑いが交錯する大きな反響が。異例のライブ発の映画体験となった。本作には、企画の全貌を知らされないまま巻き込まれるかたちでケムリも出演している。また今回、全国120館の映画館でライブビューイングを実施しており、突如120館で公開されるという短編映画になかなかない形での上映となった。
コメディアンとして活躍してきたくるまが、次は映像表現へ。本作『BREAK SHOT』では、漫才的な感覚を映像表現へと拡張。幕間映像の企画から始まった本作品だったが、くるまの「せっかく作るなら、その場限りの映像ではなく、映画祭を目指せるような本気の面白い映像を作ってみたい」という思いから、映画チームが編成され、本作の制作へと発展した。プロデューサーは、同年代で映画やドラマプロデューサーとして活躍する雨無麻友子氏が務めた。撮影は全編ドライブレコーダー視点の定点カメラ。
本作では、くるまが絶大な信頼を寄せるお笑いコンビ・サルゴリラの児玉智洋が主演を務め、週刊誌の記者であり、一児の父という役を演じた。さらに、俳優として、また監督としても映画制作を手がけるオダギリジョーが、くるまからの直々のビデオレターによるオファーを受け、本作に参加。売れっ子女性俳優のマネージャー役として、担当女性俳優のスクープを阻止しようと奔走する。芸能人カップル役には、高良健吾と森川葵。くるまのファンだったという高良は、これまでコメディで“笑われる”役を演じる機会が多くなかった中での挑戦となり、「これで大丈夫ですか…?」と手探りの状態から、森川との掛け合いによるおかしな会話劇を立ち上げた。また、前田旺志郎もYouTuberチームの一員として参戦。高橋侃、遠藤雄斗、そして、くるまを含む4人組のYouTuberグループは、再生回数を狙い、高速道路上で危険なチャレンジに踏み出していく。さらに、相方・ケムリも出演。映画撮影であることを知らされないまま、訳も分からぬ状況で軽トラックの運転手役を演じるという、異例の形で参加している。
予告映像とビジュアルも公開。車内から遠くを見つめる児玉の姿を捉えたビジュアルには、オダギリ、高良、森川、前田ら実力派キャストたちの姿も映し出されている。「一部始終を見ていたのはドライブレコーダーだけだった--」というコピーとともに、無関係だったはずの人々の会話や出来事が、思わぬ形で交錯していく気配を感じさせる。果たしてこの渋滞の先に何が起こるのか。不穏さとおかしさが同居する、新なるブラックコメディへの期待をかき立てる。ビリヤードを想起させるようなイラスト版ポスターも公開された。
本作は、アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2026』で特別先行上映されることが決定した。

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