◆JERAセ・リーグ 中日8―0ヤクルト(16日・バンテリンドーム)

 中日・村松開人内野手が今季初の猛打賞となる3安打5打点の大活躍で、打のヒーローをさらった。初回に先制三塁打を放つと、3回に2号2ラン。

7回に適時二塁打でサイクル安打に王手をかけた。単打を残し、8回2死満塁で第5打席。右翼席から「サイクル安打、村松!」と期待を込めた声援が続いた。フルカウントから低めを見極め、押し出し四球。史上74人目、79度目の大記録はならなかったが「ちょっと意識しちゃいましたけど。がっつかずに四球を選べて、打点を稼げて良かったです」と納得した。

 終盤にチームメートから「(打席を)回すから」と声をかけられ、記録に気が付いた。今季は1日にヤクルト・丸山和郁外野手が達成しているが、村松にとっては明大の1学年先輩だ。対戦相手で「丸さんも、そういう(狙えという)仕草を見せてきて。あまり意識させないでほしいなと思いながら」と苦笑い。周囲の“圧”に負けず、貴重な打点を稼いだ。

 今季は打率2割9分5厘と好調で、5月は3番に定着。

22打点は細川の「21」を抜き、チームトップに立った。井上監督は「きょうに限らず、最近の村松は頼もしい。3番らしい振る舞いができるようになってきた」と絶賛した。それでも「(つなぐ)役割を忘れずに」と村松。日々の準備に集中した。

 「結果がどうであれ、できる準備は変わらない」と連日の早出。「コンディションと、モチベーションも上げるために時間を多く」と取り組んでいる。長いシーズンで「(体調が)100%の状態で出られることはない」と自覚。今季の成長を「自分のコンディションがどうなのか、分かるようになった。(自身の状態を)整理して打席に立てている」と明かした。

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