◆春季高校野球北海道大会旭川地区予選 ▽Aブロック2回戦 旭川東5―0旭川永嶺(15日・旭川スタルヒン)

 道内屈指の進学校・旭川東が5―0で旭川永嶺を下し、2003年以来の全道出場に王手をかけた。エース左腕・後藤優弥(2年)が9回4安打1四球12奪三振で完封勝利を挙げた。

 旭川東の2年生エースが、スコアボードに最後まで0を並べた。9回2死からこの日12個目の三振を奪うと、フーッと息を吐いた後藤。175センチ、78キロのがっちりとした体で投げ抜き、「競った試合の中でチームを勝利に導く投球が出来た。その結果、完封になったのはすごくうれしい」と汗を拭った。

 昨秋は、全道初戦で東海大札幌に1―4で敗戦。終盤まで接戦を繰り広げたものの、8回に3点を勝ち越されて敗れた。オフに課題だった瞬発力とスタミナを上げるためのトレーニングを繰り返し、この日は130キロ台の直球に90キロ台のカーブも織り交ぜながら114球で公式戦9回初完封。西中剛志監督も「大会で9回完封なんてなかなか出来ない。代えようとも思ったけど、それをさせてあげたいなと。0ですから。価値があります」と成長に目を細めた。

 進学校でありながら、NPB通算303勝のビクトル・スタルヒンや陸上やり投げの北口榛花らを輩出。

野球部は、夏の道大会で11度の決勝進出(いずれも準優勝)を果たしている。春の全道大会は初出場の1970年に優勝しているものの直近では2003年を最後に遠ざかっており、後藤は「自分が多く投げて抑えてというのがこのチームの一番の形。長いイニングを抑えられるように頑張りたい」。旭川明成と激突する17日の代表決定戦でもマウンドに立ち続け、23年ぶりの切符を手にしてみせる。

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