大ヒット映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」。2020年10月16日に公開されてからおよそ半年、ここにきて上映終了をアナウンスする映画館が出てきた。
「まだやってたのか」と驚く人もいるが、ロングラン上映の作品を見ると「上には上」がいるようだ。
7か月上映続いている人気作も「ユナイテッド・シネマ」の一部の映画館では「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編 IMAX」が、「TOHOシネマズ日比谷」では「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が、いずれも4月15日で「終了予定」と出ている。劇場版「鬼滅の刃」の公式サイトのトップページにも「終映、迫る」の文字が出ており、刻一刻と終わりは近づいているようだ。同作品は、2021年6月16日にはDVDとBlu-rayの発売を予定している。
半年もの長期間にわたり、多くのファンを楽しませてきた。ただ、同作品よりも1か月ほど早く公開した映画で、いまだに上映されている例がある。
20年9月18日公開の「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」だ。シリーズ完結作で、主要映画館では終了しているが、現在も千葉、東京、京都、広島などの一部の映画館では上映されている。公開からもう7か月だ。根強いファンを持つ作品で、映画は21年3月に行われた「第44回日本アカデミー賞」では「優秀アニメーション作品賞」を受賞した。
1192日間上映された日本映画ほかにもヒットしたアニメ映画で、長期間にわたり上映が続いた作品がある。
2016年8月26日に公開された長編アニメーション映画「君の名は。」は、17年5月のゴールデンウイーク頃まで全国各地の映画館で上映が続いていた。
しかし、上映期間が1000日を超えた作品があった。「この世界の片隅に」だ。戦時中の広島を舞台にした作品で、女優・のんさんが主人公の声を務めた。
アニメ映画以外では、さらにすごい記録が。日本映画「祈り~サムシンググレートとの対話~」。2012年9月15日から15年12月23日まで、1192日間にわたり上映された。約3年3か月だ。