「万が一の感染拡大を考えて、家族とは生活スペースを完全に別にしています。もう一つトイレやお風呂もあるので、直接会うことはありません。
本誌インタビューにそう電話口で語るのは石田純一(66)だ。
沖縄県滞在中に体調が悪化し、4月14日には都内の病院で新型コロナウイルス感染症に罹患していると診断された石田。そのまま緊急入院したが、5月12日にようやく退院を果たした。現在は、自宅の一室で隔離生活を送っているという。
退院直後、石田は今回の件についてブログを更新した。
《この度私石田純一が新型コロナウィルスによる肺炎に罹患したことで多くの方々にご迷惑をおかけし、不快な思いにさせてしまったことを深くお詫び致します。大変申し訳ありませんでした。
私は5月12日(火)に退院することが出来ました。適切な治療と温かい看護のお陰です。本当に、本当にありがとうございました》
だが、問題は山積みだ。今回のコロナ禍により、仕事が激減してしまったのだ。
「お先真っ暗ですね。入っていたイベントや講演会は、秋までの分が全て飛んでしまいました。今はまだ、将来のことは想像もできない状態です。
また経営している沖縄のお店も、1日の売り上げがわずか1万円ほどになってしまいました。それでも光熱費や家賃、人件費などで毎月100万円以上はかかりますからね。かなり厳しい状況です。
ただうれしいことに、お店の社員たちは『絶対に頑張りますから、続けさせてください!』と言ってくれています。だから僕自身も、また仕事が入るならば頑張りたいなと思っています」
そんな石田の背中を押してくれているのは、ほかならぬ家族の存在だ。
現在、自宅で“家庭内隔離”生活を送っている石田。家に帰ってきて一番に思ったのは東尾理子(44)や長男・理汰郎(7)、長女・青葉ちゃん(4)や次女・つむぎちゃん(2)ら“家族のありがたみ”だったという。
「部屋で寝ていると、子どもたちの笑い声が聞こえてくるんです。それに毎朝起きると、子どもたちがベランダまで見に来たりもしてね。
娘は『パパ、少しよくなってよかったね。明日はもっとよくなるよね』と励ましてくれました。それが、かわいくて。本当に癒されています」
支えてくれる妻や応援してくれる子どもたちのためにも、早く“元気なパパ”の姿を見せてあげてほしい――。
「女性自身」2020年6月2日号 掲載