「小室さんはもう、日本で生活を送るつもりはなく、眞子さまをニューヨークへ呼び寄せようとしているのです。それが秋篠宮さまの願いを踏みにじる行為だとわかっているのでしょうか……」

そう語るのは皇室担当記者。

7月30日、小室さんがニューヨークの法律事務所に就職する見通しが立ったとNHKが報道。しかも、小室さんは今後の生活の基盤を引き続きニューヨークに置きたいと考えているという。

一方、秋篠宮さまは’13年11月の誕生日会見で、眞子さまや佳子さまの結婚について質問を受け《娘ですので、近くにいてくれたら》《物理的にそれほど離れてない所にいたらいいな、という気持ちはあります》とおっしゃっていた。

「ただでさえ小室さんとの結婚に反対なのに、ニューヨーク移住となれば、眞子さまと顔を合わせる機会もほとんどなくなってしまいますし、悠仁さまのサポート役も任せられなくなります。秋篠宮さまは昨年11月の会見で『結婚を認める』と発言されたように、一度は眞子さまに大きく歩み寄られました。それは、眞子さまと小室さんが真剣に国民の声に向き合うことを期待されたからでした。

しかし小室さんはただただ長い説明文書を発表しただけ。期待を完全に裏切られ、秋篠宮さまは再び強硬な反対派になってしまわれました」(前出・皇室担当記者)

’17年9月の婚約内定から、まもなく4年がたとうとしている。

「秋篠宮ご夫妻の反対を覆すのはもはや不可能でしょう。しかし眞子さまは、これ以上は待てないという思いが強く、“最終手段”を準備されているといいます。それは、結婚をしないままに眞子さまが渡米し、ニューヨークで小室さんとの“事実婚”を始めてしまうという方法です」

そう語るのは宮内庁関係者。いったいどういうことなのか?

「眞子さまがニューヨークの大学への留学や、博物館での研修といった名目で渡米を申し出れば、止めるのは難しいのです。

眞子さまが皇籍を離脱して民間人となってから小室さんとの婚姻届を提出するという“駆け落ち婚”という可能性も取り沙汰されていますが、それよりはるかに簡単に、小室さんとの生活を始めることが可能です」

■結婚の許可を待たずに小室さんのもとへ…

そんな“フライング渡米”は本当に可能なのか。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんは次のように解説する。

眞子内親王殿下が皇族のお立場のまま、ニューヨークに留学や研修のために行かれるのは私的なことで、法的には問題ありません。以前は皇族の外国ご旅行は、私的でも閣議で報告することになっていましたが、’15年11月に絢子女王殿下(当時)が大学院の海外研修の一環でスウェーデンに旅行されたときには、閣議報告が省略されました。以後、私的な外国ご旅行についてはケースバイケースで対応することになっています。小室さんとの結婚問題がなければ、眞子内親王殿下がたとえば研修のためにニューヨークの博物館に行かれても違和感はありません」

眞子さまはすでに2度、イギリスのエディンバラ大学とレスター大学大学院に留学されている。

日本から宮内庁職員や皇宮警察官が派遣されることはなく、留学中は一般の学生と同じくらい自由な生活ができる。2度目の留学時には、小室さんが眞子さまに会うためにイギリスを訪れたこともあったという。つまり、眞子さまはニューヨーク行きさえ実現させれば、現地で小室さんとの生活を始めることも可能なのだ。

前出の山下さんは「皇族のパスポートは宮内庁を通じて外務省に依頼しますので、ご本人が直接、外務省に依頼しても発行されないでしょう。秋篠宮殿下と宮内庁が了承するかどうかですね」と語る。

だが、眞子さまがあくまで「学業のため」と主張されたならば、秋篠宮さまといえども拒否するのは難しい――。

この方法では眞子さまが約1億4千万円の一時金を受け取れないというデメリットがあるものの、小室さんは“現役皇族の事実上の夫”という肩書が得られるというメリットもある。

昨年11月に公表された文書で眞子さまは《結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》と記されていた。揺るぎない意思で小室さんとの未来を描く眞子さまが、そのためにどんな選択をされても不思議ではない――。