ニュースからバラエティまで出演し、視聴者と番組の懸け橋となるアナウンサー。近年ではテレビ局を退社し、フリーアナウンサーとして活動する人も増えている。

NHKを‘23年の2月末に早期退職した武田真一(55)は、4月スタートの情報番組『DayDay.』(日本テレビ系)で総合司会を務め、好評を博している。

いっぽうで退社後、あまり活躍できていないアナウンサーも。いったいどのようなアナウンサーが活躍しているのだろうか? 今回は、テレビ局を退社したアナウンサーの中から、「フリーになってからも活躍していると思う人」に関するアンケートを行った。

3位に選ばれたのは、’04年3月に大阪・朝日放送を退社した宮根誠司(60)。フリーアナウンサー転身は笑福亭鶴瓶(71)の勧めや、やしきたかじんさん(享年64)の手助けがあって実現した。

『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)や、『Mr.サンデー』(フジテレビ系)などで長年司会を務め、全国的な知名度を獲得している。‘16年からはフジテレビの選挙特番にもMCとして抜擢。目標だと公言している『NHK紅白歌合戦』で総合司会はまだ務めていないものの、連日テレビに出演し続ける宮根への“成功しているイメージ”は強いようだ。

《自分の冠番組を長くもってるから》
《ほぼ毎日のようにテレビの司会をしており、ワイドショーの為印象が残る。》
《昔から見ていて今もワイドショーに出ているから》

2位に選ばれたのは、元日本テレビアナウンサーの桝太一(41)。’22年4月からフリーアナウンサーとして活躍する一方で、同志社大学ハリス理化学研究所の専任研究所員を務めている。

日本テレビ退社を発表した際に、自身のTwitterで《アナウンサーの経験に新しい能力を学び加え、新しい伝え手の形を模索していきたいと思っています》と語っていた桝。

同大学ではサイエンスコミュニケーションという学問分野に取り組み、助教としてフォーラムで講演を務めるなどの活動を行っている。さらに`23年2月にはTwitterで《今ようやく予算も集められて色々な人の お力を借りて研究が動き始めている》と、綴っていた。

フリーアナウンサーとしては、日本テレビ時代から総合司会を務めていた『真相報道 バンキシャ!』や、『ザ!鉄腕!DASH!!』の企画・DASH海岸への出演は継続。また『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)や『アニマルドック』(NHK)などにも出演し、活躍の場を広げている。フリーアナウンサーと研究者の二足の草鞋を履く桝の奮闘ぶりが、視聴者に伝わっているようだ。

《アナウンサーでも名をはせたのにフリーになってからも大学で研究したりテレビでもMCを務めたりしている》
《フリーになり学識的番組にも出ている》
《自分の得意な分野で活躍している》

そんな2位の桝に得票数で大差をつけて1位に輝いたのは羽鳥慎一(52)。’11年3月に日本テレビを退社した羽鳥は現在、平日朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で総合司会を務め、『ぐるぐるナインティナイン』、『1億3000万人のSHOWチャンネル』(ともに日本テレビ系)などにもレギュラー出演している。

『羽鳥慎一モーニングショー』では、玉川徹(60)、長嶋一茂(57)らと絶妙な掛け合いが好評を博し、3年連続で朝の同時間帯で視聴率トップ。またバラエティ番組でも、番組全体の面白さを最優先し、タレントを立てて裏方に徹する姿勢には定評が。

朝も夜も上手に番組を進行する羽鳥が、日本テレビ退社以降も各局でトップアナウンサーとして絶大な人気を保っているようだ。

《毎朝の顔になっていて、手のかかるコメンテーターをまとめるのが上手だから》
《ニュースはもちろんバラエティーなどでも活躍している姿が沢山みられたから》
《様々なテレビ局に出てるから》

【フリーになってからも活躍している男性アナウンサーランキング】

1位:羽鳥慎一 139票
2位:桝太一 67票
3位:宮根誠司 44票
4位:古舘伊知郎 28票
5位:徳光和夫 20票
5位:草野仁 20票
7位:福澤朗 15票
8位:石井亮次 13票
9位:武田真一 11票
10位:国山ハセン 7票

【調査概要】

調査日:2023年6月21日
調査対象:20歳~39歳の男女400人
調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)

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