「『私は誰?』まではいかないんですけど、『今はいつ? ここまでどうした?』みたいな……」

こう語ったのは中居正広(51)。11月4日、自身のレギュラーラジオ番組で、“記憶消失”の体験を明かしたのだ。

1度目は、7月に生放送された大型音楽番組『音楽の日』(TBS系)の生放送後。中居は帰りの車内で「え? TBS……? ここ。TBS出たよな? 今日TBS入ったっけ?」と、不意に記憶をなくしたと告白。

さらに10月中旬にも似たような体験が。自宅で過ごしていた際、 「あれ…? 何月? 何日? 何をしようとしてた……?」と、突然状況がわからなくなったという。

「番組で中居さんは、1分や2分では記憶が戻らないとも明かしています。

3カ月の間に2度も体験した“記憶消失”に、SNS上ではファンからも《心配になるよ》などと不安の声が上がりました」(芸能関係者)

こうした記憶消失について、ライフサポートクリニックの山下悠毅院長はこう解説する。

「脳に心理的なストレスがかかると記憶が飛ぶことはままあります。

原因は、過労や睡眠不足、度重なる緊急事態などが代表的。過度なカフェイン摂取や飲酒は悪化を招きます。

重度だと解離性健忘と呼ばれる状態になり、記憶の欠落が数十分を超えたり、自分が誰かわからなくなったりすることもあります。

予防や治療では十分な睡眠をとり、カフェインやアルコールは控えて脳を休ませることが大切です」

前出の芸能関係者は言う。

「中居さんは’22年11月から約2カ月間、体調不良のため芸能活動を休止。復帰後に仕事のペースは戻ってきましたが、古巣のことを非常に心配しているようで……」

ジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題に揺れる旧ジャニーズ事務所。中居は、すでに独立しているとはいえ、事務所の窮地に尽力しているという。

「最近中居さんは、かねて親交のある後輩だけでなく、顔も名前も知らなかったジュニアの相談にも乗っています。今後が不透明なだけに、後輩の育成を中居さんが手助けするという話も出ているといいます」(前出・芸能関係者)

後輩たちの行く末を非常に案じているようだ。

「旧ジャニーズの一連の問題が噴出したのは、中居さんが仕事復帰してから間もなくのこと。

面倒見のいい中居さんですが、’23年は心労続きの一年になってしまったかもしれません。

大みそかに中居さんはWBCに関する特番でMCを務めます。約6時間もの生放送なので、体を気遣いながら臨んでほしいです」(前出・芸能関係者) 古巣の騒動の収束は見えないが、まずは自分の体を大切にしてほしいーー。