「本拠地ドジャー・スタジアムで最近、真美子さんの観戦姿を見かけることはほとんどありません。先日、大谷選手の番記者が球団関係者にその理由を聞いたところ“真美子さんは実務的に忙しいようだ”と話したといいます。

現地の番記者たちは、それが“大谷財団の業務”だと考えているのです」(在米ジャーナリスト)

5月7日(日本時間)、ドジャースの大谷翔平選手(31)はアストロズ戦で二塁打を放ち、自己ワースト更新中だった連続打席無安打を25で止めた。

「この日はMLB公式サイトで、先発投手のパワーランキングが発表され、大谷選手は1位に。メジャー唯一の防御率0点台が評価されていました」(スポーツ紙記者)

今季は開幕から二刀流で奮闘中の大谷。多忙な彼に代わって、真美子さんは育児と並行して大谷財団の“理事長”業務をおこなっているようなのだ。

大谷がファミリー財団(SHOHEI OHTANI FAMILY FOUNDATION)の設立を発表したのは昨年11月のことだった。財団の目的として、公式サイトには《子供たちが活発で健やかに暮らせるよう促す取り組みへの資金援助や、困っている動物を救い、保護し、世話をするプログラムへの支援によって、より健康でより幸福なコミュニティをつくること》と綴られている。

しかし、設立発表後は現在までHPの更新はない。前出の在米ジャーナリストは続ける。

「米国で設立された財団は、国税庁(IRS)に報告書を提出する義務があります。一般的に12月決算の場合は5月15日が期限です。それを受け財団の具体的な活動内容が報告されることが多いのです。

ですから最短で5月中旬に大谷財団から何らかの発表がある可能性があるのです。

そのため真美子さんは財団業務で奔走中だとみられています。ドジャース夫人会を通じ、“先輩たち”からいろいろと教わっているのでしょう」

『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2026』の編著者でスポーツライターの友成那智さんは言う。

「家族財団を設立して精力的に慈善活動をしているチームメイトといえば、ムーキー・ベッツ選手でしょう。’21年にブリアンナ夫人と『5050財団』を設立し、恵まれない環境にある子供や若者たちの心身の健康支援や経済的な援助をおこなっています。’25年1月に発生したLAの山火事では、被災者に対しナイキ製品3万ドル(約470万円)以上を寄付。火災で家を失った一家に対しては財団を通じて経済的支援や生活再建のサポートをおこないました。

また、大谷選手とバッテリーを組む正捕手のウィル・スミス選手も恵まれない子供たちをサポートする非営利団体『Catching Hope』をカーラ夫人と設立しています」

■大谷の副収入総額はスポーツ界過去最大

前出の在米ジャーナリストによれば、大谷は財団の資金については、おもに自らの副収入をあてているようだ。

「大谷選手はドジャースとの10年契約では、年俸の97%を後払いにしているため、今季受け取る額は200万ドル(約3億1千万円)ほどです。しかし今春、米経済誌『フォーブス』で発表された’26年のMLB選手の年収ランキングによればブランドパートナー約20社からの広告収入を中核とした大谷選手の推定副収入は1億2千500万ドル(約200億円)と報じられています。スポーツ界では、’09年のタイガー・ウッズ選手の1億500万ドル(約170億円)を超え、副収入では過去最高額なのです」

実はトップのメジャーリーガーは節税対策のために財団を設立する一面もあるという。

「米国では所得に対し、50州統一で連邦税37%が徴収され、さらに各州の所得税が上乗せされます。大谷選手が住むカリフォルニア州の所得税は、全州で最も高い12.3%。

所得が100万ドル超(1億5千600万円)の場合は1%が上乗せされて13.3%になります。社会貢献に寄与する財団設立によって税金が一部控除されるため、熟慮の結果、大谷選手は副収入の大部分を自らの財団に投じているといいます」(前出・在米ジャーナリスト)

それでは大谷は財団では具体的に、どんな活動をするのだろうか――。

「彼のエージェント、ネズ・バレロ氏の奥さまは子供たちの教育環境改善に関する活動をしており、大谷夫妻は彼女からヒントをもらっているようですね。大谷選手は’24年から日本の子供たちをLAに短期留学させる取り組みをおこなっています。これを発展させた活動ではないかと考えられています」(球界関係者)

確かに大谷はブランドアンバサダーを務めるECCとともに日本全国の小中高校生計50人を対象にLA留学&ホームステイをプレゼントする共同プロジェクト「ECC SHOW YOUR DREAMS」を3年連続で実施。今年が最終年だった。

「この取り組みとはまた別に、昨夏に大谷選手の父・徹さんが監督を務める岩手の少年野球チームがLAを訪れました。その費用の一部も大谷選手がサポートしていたようですね。いまや大谷選手は野球好きの日本の子供たちに限らず、世界中の子供たちにもっとLAに来て野球に親しんでほしいと考えているそうです。

真美子さんがプロとして活躍していたバスケットボールも含め、将来的には世界の恵まれない子供たちをLAに“スポーツ振興留学”させて、夢や希望を伝えたいという思惑もあるのでしょう。体育科の教育免許を持つ真美子さんは実業団時代、子供たちにバスケットボールを教えていました。これから夫婦のライフワークとして進める構想があるといいます」(前出・球界関係者)

世界の困窮児童たちをLAに招き球技愛で救う―それこそ大谷夫妻しか達成できない“幸せのコミュニティ”なのかもしれない。

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