有名YouTuberの蛮行による逮捕報道に、「やっぱりな……」と感じた人も多かったのではないでしょうか?

 10月1日午前4時前、東京・六本木のクラブ内で20代女性の下半身を触ったとして、駆け付けた警察官に現行犯逮捕された白井竜樹容疑者(36)。「ヴァンビ」の名で活動している人気YouTuberです。


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親しい溝口氏が「遅かれ早かれ、そうなるなって」

 2018年から男女コンビ「ヴァンゆん」としてYouTube活動をはじめてブレイク。「ヴァンゆん」の活動が下火になっていた2022年7月、素性を隠して「スパイダーメーン」というYouTubeチャンネルを開設し、わずか374日でチャンネル登録者1000万人到達という、当時の日本人最速記録を樹立していました。

 今回の事件の詳細はまだわかりませんが、近しい人たちからは、「やっぱり」という声ばかりが聞こえてきます。

 白井容疑者と共同で会社を経営している実業家・溝口勇児氏は、逮捕についてこう発言。

「あんま驚きはない」「まあ…遅かれ早かれ、そうなるなっていう」
「泥酔してセクハラするとか、クソ野郎じゃないですか。あいつ昔からそれあるんですよ」
(動画チャンネル「ReHacQ−リハック−」10月1日の生配信【乙武洋匡vs溝口勇児】)

 また、仕事上で親交がある実業家の堀江貴文氏は、10月1日公開の自身のYouTubeチャンネルで
「ヴァンビさんの酒癖までは知らないですけど、聞くところによりますと、よく触っていたということで」
「仲間内とか仲間が連れてきた女性とかに触っていたらしいんですよね」と話しています。

セクハラする痛客役を嬉々として演じていた

 そんな白井容疑者が、溝口氏が手掛けるキャバクラ嬢オーディションYouTubeチャンネル「LAST CALL」の7月19日配信回に、ゲスト出演した際の動画が今また拡散されています。

「痛客VSキャバ嬢 地獄のセクハラタイム」という迷惑客対処法のコーナーで、痛客役を演じていた白井容疑者。隣に座ったキャバ嬢に「ピル飲んでる? ピル飲んでないのに出勤すんな!」と発言したり、別の女性には過度なボディタッチをしながら、バストの円周率を尋ね「俺が舐めたら~」と発言したりと、モラルを踏み外した振る舞いを連発。

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ヴァンビがセクハラする痛客を演じる動画(「LAST CALL」Instagramより)
 もちろん、これはセクハラ対処法の言わば“コント”ではありますが、コーナー中の一連の言動はおそらく白井容疑者のアドリブであまりにも板についているため、今回の逮捕時の様子を連想してしまうのです。

 また白井容疑者自身が「この動画の切り抜きが1億回再生された」と自慢しており、全く恥じていません。

元相方は過去投稿で「セクハラはいつものこと」

 また今回の事件を受けて、「ヴァンゆん」の相方だったゆんさんの2020年1月のX(当時Twitter)投稿が再注目されています。

《ヴァンビくんがセクハラで ネットニュースになって Googleトップになってるのじわる。いつものことなので全然大丈夫です(私でよかったな!!!!笑)》

 このゆんさんの投稿は絵文字を多用し“笑”も付いてはいますが、「いつものこと」とも書かれており、白井容疑者は常習的にセクハラ行為をしていた可能性も指摘されているのです。

「集英社オンライン」では逮捕報道を後追いする形で、白井容疑者の複数の知人女性にインタビューした記事を公開(10月2日配信)。
同記事によると、プライベートの飲みの席で女性に対して「ブス」と暴言を吐いたり、ゲームでテキーラといった強いお酒を飲ませたりしていたと、知人女性らがコメントしています。

 白井容疑者の過去の言動や醜聞が噴出しているのを見ると、やはり「さもありなん」と感じた人は多かったことでしょう。

炎上至上主義と女性蔑視がセットになると…

 白井容疑者はヴァンビとして2024年に、溝口勇児氏らと組んで「バズる秘訣を学べる」という触れ込みの有料オンラインスクール「HERO’ZZ(ヒーローズ)UNIVERSITY」を創設。“学長”を務めています。

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白井容疑者と溝口氏は「HERO’ZZ UNIVERSITY」というインフルエンサー養成の会社を共同経営していた(HERO’ZZリリースより)
 このスクールの特別講義で炎上について語る場面があり、白井容疑者は「炎上しない人は売れないです」と語っていたそうです。

 白井容疑者の主張によると“身内で完結できる炎上”はしたほうがいいとのことで、さすがに犯罪や第三者を巻き込む炎上はよくないと語っていたそうですが、今回の逮捕は笑い話にもなりません。

「炎上しない人は売れない」という言葉は、裏を返せば“売れたいなら炎上しなければならない”という炎上至上主義とも捉えられるロジックになります。

 実際、ヴァンビが主催するインフルエンサー審査番組「REAL INFLUENCER」は、審査員たちが出演者を罵倒したり号泣させたりし、各回に【炎上】【放送事故】【公開処刑】や罵詈雑言を連ねたタイトルが付けられています。

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炎上商法を追求する、ヴァンビのYouTubeチャンネルのトップ画面
 しかし、この「REAL INFLUENCER」や前述のキャバ嬢番組「LAST CALL」は、各動画が数十万~200万近い再生数を稼いでおり、世も末という有り様なのです。

とにかく注目されればお金になる世界の末路

 いくら犯罪行為や第三者は巻き込まないという線引きをしていたとしても、炎上を狙っていくようなスタンスは、常に“線”のギリギリを歩いて生きているようなもの。そんな非常識な言動を「是」とし、非常識を“自分の常識”とするような思考回路では、いつ一線を踏み越えてもおかしくなかったのではないでしょうか。

 白井容疑者の女性イジリからは女性蔑視が見え隠れしていましたが、さらには積極的に炎上をしていこうとするインモラルなマインドセットの持ち主だったわけです。

 そんな人物の末路が、今回の逮捕なのではないでしょうか。


 と同時に、過激さがお金になる世界に毒されている一般人にとっても、その荒(すさ)み方は他人事ではないかもしれません。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi
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