(台北 14日 中央社)X JAPANのリーダー、YOSHIKIにとって初のソロワールドツアーで海外最終地点となる台北でのコンサートが13日夜「南港101」で行われ、観客1500人が集まった。台湾の複数メディアが伝えている。


YOSHIKIはこの日の朝、貧血で倒れ医者と話したが、ツアーは続行するとツイッター上で発言、ファンからは心配の声も。ツアー期間中はバナナで空腹を満たしてきたが、夜の公演に備えてこの日はホテルの部屋でしっかり食事を取ったという。

午後3時過ぎ、YOSHIKIはリハーサルのため会場入り。ライブが始まると過去に行われたコンサートの名場面が放映され、オープニングは7人の外国人女性のチェロ、バイオリン奏者による伴奏で「Forever Love」を熱唱。歌い終わると「お元気ですか。台湾に戻って来られてうれしい。
愛してるよ」とファンに中国語で挨拶した。

ライブではクラシック風にアレンジした「Endless Rain」や「Without You」「Tears」など人気曲を歌った。話が他界したX JAPANのメンバー、HIDEのことに及ぶと声をつまらせる一幕も。観客らはYOSHIKIの歌と語り一つひとつに感動していた。

ワールドツアーでは各地で地元の名曲を取り上げるYOSHIKI。今回の公演では台湾語の歌、「雨夜花(ウーヤーホエ)」を披露し、会場から温かい拍手が沸き起こった。


(編集:谷口一康)