MaaSは「Mobility as a Service」の略で、移動をサービス化する新しい概念を指す。
ウィラーの村瀨茂高社長は、「移動産業」は100年に1度の変革期を迎えていると強調。MaaSの推進には海外で経験を吸収し、提携を模索することが不可欠との考えから、2017年に台湾に合弁会社を設立したと説明した。ウィラーのプレスリリースによれば、国光の高速バスなどを活用した新しい台湾旅行スタイルの提供を目指すとしている。
呉氏は、自身が董事長を務める国光の関係企業、成運汽車製造(屏東県)がMaaSの推進を念頭に開発した3タイプのバスも紹介。このうち全長約12メートルの大型バスは量産体制に入っており、年末に営業路線に投入される。
(楊明珠/編集:塚越西穂)