(台北中央社)中央感染症指揮センターによれば、19日に確認された新型コロナウイルスの国内感染者は1人だった。台北市在住の60代の女性で、17日に娘の感染が分かり、接触者として検査を受けた結果、陽性が判明した。


北部・新北市で起きた幼稚園関連のクラスター(感染者集団)では、新たな感染者は確認されなかった。同センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官は、このクラスターについて感染は拡大していないとの見方を示し、22日まで観察を続けるとした。

死者は1人だった。70代の台湾人男性で、7月上旬、カンボジアで発症した。肺炎も起こしており、同28日、医療専用機で帰国。病院に搬送され、治療を受けていた。


海外からの輸入症例は11人報告された。10代から50代までの男女で、それぞれロシア、米国、ホンジュラス、シンガポール、カナダ、チェコ、ポーランド、ミャンマー、南アフリカ、カンボジアでの行動歴があった。5日から17日にかけて入国した。

台湾内の感染者は計1万6141人、うち840人が死亡した。

(陳婕翎、江慧珺/編集:荘麗玲)