北部・新北市で起きた幼稚園関連のクラスター(感染者集団)では、新たな感染者は確認されなかった。同センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官は、このクラスターについて感染は拡大していないとの見方を示し、22日まで観察を続けるとした。
死者は1人だった。70代の台湾人男性で、7月上旬、カンボジアで発症した。肺炎も起こしており、同28日、医療専用機で帰国。病院に搬送され、治療を受けていた。
海外からの輸入症例は11人報告された。10代から50代までの男女で、それぞれロシア、米国、ホンジュラス、シンガポール、カナダ、チェコ、ポーランド、ミャンマー、南アフリカ、カンボジアでの行動歴があった。5日から17日にかけて入国した。
台湾内の感染者は計1万6141人、うち840人が死亡した。
(陳婕翎、江慧珺/編集:荘麗玲)