苗栗県消防局は10日、登山をしていた5人組のグループのうち、1人が約300メートル下に転落したとの通報を受け、ヘリコプターで救助した。救助された登山客は右手骨折の疑いがあったものの、意識ははっきりとしており、その後、台中市内の病院に搬送された。
同処の陳俊山副処長は中央社の取材に対し、雪山山脈では2月に積雪が最近5年間で最も深い約90センチに達したと説明。現在でも一部で約60センチの雪が積もっていると語った。
同処では、雪山登山には経験があったり、訓練を受けていたりすることが望ましいとし、十分な装備を携帯すべきだと呼び掛けている。
(管瑞平/編集:齊藤啓介)