福島第1原発には、国際原子力機関(IAEA)が先月、調査団を派遣。IAEAに加盟していない台湾は独自に視察団を送るため、日本側と日程などについて調整を続けていた。
謝氏は21日、立法院(国会)教育および文化委員会で答弁に立った。与党・民進党の頼品妤(らいひんよ)立法委員(国会議員)らは、台湾の視察団とIAEAの間で視察行程などにおける差別待遇があってはならないと追及。これに対し、謝氏はIAEAと可能な限り同等の調査ができるよう力を尽くすと述べた。
原子力委員会によれば、視察団は24日に現地の専門家と意見を交わし、25日に福島第1原発を視察する見通し。訪問を終えてから1カ月以内に報告書を提出する。また謝氏は、日本に長期的に駐在する職員を今後派遣する方針を明らかにした。
(曽智怡/編集:楊千慧)