(台北、東京中央社)東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出計画について把握するため派遣された台湾の専門家でつくる調査団は26日、福島での活動日程を終えた。来月、今回の調査について報告書が提出される見通し。


調査団は23日から5日間の日程で日本を訪問。24日には、研究機関「電力中央研究所」で技術的観点から意見を交わし、津波を再現した施設を見学した。25日には福島第1原発を訪れ、汚染水を処理する「多核種除去設備(ALPS)」などを視察した。

福島第1原発には国際原子力機関(IAEA)が先月、調査団を派遣。IAEAに加盟していない台湾は、日本側から同意を得て独自に調査団を組織し、現地調査を実施した。一行は27日に帰国する。


(潘姿羽、楊明珠/編集:楊千慧)