(高雄中央社)パリ五輪開幕まで100日となった17日、南部・高雄市のナショナルスポーツトレーニングセンターで宣誓式が開かれ、同センターを所管する教育部(教育省)体育署の鄭世忠署長は「今回の成績は必ずや東京大会を上回るはずだ」と期待を寄せた。

台湾代表は東京大会で過去最多となる計12個(金2、銀4、銅6)のメダルを獲得した。
中央社の取材に応じた鄭氏は、現在の選手やコーチは孤独に戦っているのではなく、同センターや同署が「最強の後ろ盾」としての役割を担っていると強調。多くのベテラン選手にとっては同大会が最後の大舞台になるとした上で、最高のパフォーマンスを発揮できると信じていると述べた。

式には大会への出場が既に決定している陸上男子とボクシング女子の選手各2人が出席した。リオ大会、東京大会に続き3度目の五輪出場となるボクシングの陳念琴は、出場が決まった直後はほっとしたが、今は全身全霊で大会への準備を進めていると言及。ベスト8に終わった前回大会での失敗から多くを学んだとし、パリ大会ではより良い成績を残せるだろうと自信をのぞかせた。

(李建忠/編集:田中宏樹)