(台北中央社)2021年に営業運転を開始した台湾鉄路(台鉄)の日本製特急車両、EMU3000型電車に設置されている座席の座り心地に不満の声が上がっているのを受け、台鉄は今年末からデザインを変更した座席を組み込んだ車両を順次運用する予定であることが分かった。

台鉄は同型電車を50編成600両購入。
今年3月の時点で44編成を営業運転に投入している。8月は全ての車両を受領し、11月までには全車両を運用する予定。

台鉄が交通部(交通省)に対して行った同型電車に関する報告によれば、3年ごとの定期検査の際に座席のデザインを見直すと説明。現在の座席を製造した台湾メーカーに依頼して頭や首、腰の部分を再設計するとし、人間工学に合った方法で座席の快適性を高めるという。

また報告では今年末までに全座席にドリンクホルダーを設置することにも言及している。

(汪淑芬/編集:齊藤啓介)