(台北中央社)外交部(外務省)は29日、自民党青年局の訪問団が同日から来月3日までの日程で台湾を訪問すると発表した。訪問団は滞在期間中、頼清徳(らいせいとく)総統らと会談する。
今後は西村康稔元経済産業相などの訪台も予定されているという。

自民党からは高市早苗前経済安全保障担当相らの訪問団が27日から3日間の日程で台湾を訪問している。

台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の林郁慧副秘書長は外交部の定例記者会見で、日本はゴールデンウイークに入っていることから、日本から多くの訪問団が台湾を相次いで訪問していると明らかにした。

外交部の報道資料によれば、青年局訪問団のメンバーは団長の中曽根康隆青年局長をはじめ、平沼正二郎衆院議員、神谷政幸参院議員、根本拓衆院議員、福田かおる衆院議員、日本青年会議所幹部ら計11人。外交部は青年局の一行の訪台に心からの歓迎を表明した。

外交部は、青年局の定期的な訪台は日本政府が台日関係を重視していることを浮き彫りにするものだとし、双方の最新の政策や外交方針の相互理解に寄与し、台日の国会外交と各分野での実質的な協力関係を向上させるものだと強調した。

一行は頼総統の他、蕭美琴(しょうびきん)副総統や韓国瑜(かんこくゆ)立法院長(国会議長)らと面会し、台日関係や地域情勢などについて意見交換する。台湾の経済団体、中華民国三三企業交流会(三三会)青年部や青年支援組織、救国団などとも交流する。

(楊堯茹/編集:名切千絵)
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