同改良場の楊大吉場長は、東部・花蓮ではこれまでにもセンソウが栽培されてきたが、産業としては発展していなかったと指摘。さまざまな利点があることから新種を開発したとし、西部とは異なる多様化したセンソウ産業の育成を期待していると語った。
また新種は、市場に流通している品種と比べて収穫量が多く、機能性にも優れ、乾燥や冠水にも強いと強調。花の色はピンクや青紫、赤紫で、開花時期は10月ごろから翌年の1月ごろまでと、10月ごろから1カ月間とされる一般的な品種よりも長く、競争力があると述べた。
新種は6月下旬に知的財産権の一種である植物品種権を取得した。この日は花蓮県富里郷農会(農協)や園芸会社などとライセンス契約が結ばれ、今後共同で産業発展を推進する方針だ。
同改良場の游之穎アシスタント研究員は、開発過程でセンソウの花がミツバチや多くの益虫を引き付けることが分かったと紹介。田畑の生態環境づくりに役立つだけでなく、間作として栽培し、農家の収益増加にもつながると語った。
(汪淑芬/編集:齊藤啓介)