(台南中央社)オランダによる台湾統治に終止符を打ったとして台湾で英雄視されることが多い明代の武将、鄭成功の台湾上陸365年を記念する祭典が、鄭成功を祭る南部・台南市の延平郡王祠で行われた。国内外の鄭氏一族による団体や、鄭成功生誕の地として知られる長崎県平戸市の親善訪問団などが参加した。


祭典を主宰した内政部(内務省)の呉堂安(ごどうあん)常務次長は、鄭成功が300年以上前に強い意志と胆力、見識を持ってオランダ統治を終わらせ、人々を率いて台湾を開拓し、台湾の自主的な繁栄の基礎を築いたと言及。鄭成功は単なる歴史上の人物にとどまらず、台湾が困難に直面した際の不屈の精神を象徴する存在でもあると話した。

黄偉哲(こういてつ)台南市長は、鄭成功の母が平戸出身であることに触れ、台南と日本、さらに鄭成功が拠点としていたことがある離島・金門などの絆をさらに深めていきたいと語った。

平戸市の松尾有嗣市長は、同市と台南をはじめとした台湾各地の交流や協力の推進に力を入れ、鄭成功がつないだ歴史の縁を継承していきたいとの考えを示した。

(張栄祥/編集:田中宏樹)
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