その日、高校生のGさん(現在:静岡県在住40代女性)は雨の中ひとりで長い距離を歩いていた。
その様子を見た何人もの人が、彼女を心配してくれたという。
最初に声をかけてくれたのは車に乗った男性2人組で......。
<Gさんからのおたより>
30年近く前の話です。
まだ高校生だった私は当時付き合っていた彼と喧嘩をして、1人で家まで3時間の道のりを歩いて帰らないといけない事になりました。
その日は生憎の大雨。傘も持っておらず、お金もなく、喧嘩の後で苛立ちと悔しさもありずぶ濡れになりながら歩いていました。
2人組の男性が、2度も
通過した車の何台かが止まってくれ、「どこまで歩いてるの? 乗りな!」と声をかけてくれたのですが、身体はびしょびしょだし、知らない人の車に乗るのも怖いしで「ありがとうございます。歩きます」とどこかすかした顔して歩いていたと思います。
すると一番最初に声をかけてくれた2人組の男性が再び現れて「やっぱり乗らない?」と声を掛けてくれました。
男性の車だし、また戻ってくるなんて怖い!と思って「大丈夫です」と立ち去ろうとしたところ「そしたらさ、せめてこれ使って?」とコンビニで買ってきたばかりであろう真新しい傘をくれました。
戸惑いながら「大丈夫です」とお断りしたところ、「いらなかったら捨ててくれても大丈夫だから受け取るだけ受け取って!」と車から捨てる様な形で傘を置いて走り去っていきました。
全然知らない私に傘を買って戻ってきてくれた優しさ。無理矢理乗せようとせずに私の気持ちを考えてくれた思いやり。
あの時は本当にありがとうございました。
貴方達のおかげで私、「人っていいな」って人間不信にならずに済んだと思ってます。
あなたの「やさしい思い出」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。
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(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)
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