いつも不機嫌顔の猫ちゃんが、サンタクロースに一目ぼれ。今は亡き飼い主の姿を重ねていたのかも
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 不機嫌そうな顔をした猫は「グランピー・キャット」と呼ばれており、世界一有名になった、、ターダー・ソース(2019年に他界)をはじめ、次々と登場しており、その仏頂面が世界的に愛されている。

 カナダのノバスコシア州にいる15歳の老猫、マッケンジーも、飼い主はグランピー・キャットだと思っている。


 事実、嫌なことは嫌としっかり意思表示するタイプなのだが、お店で出会ったサンタクロースに一目惚れしたという。

 実はマッケンジー、元々、飼い主の祖父母が飼っていた猫で、もしかしたらサンタにおじいさんの姿を重ねていたのかもしれない。

不機嫌な顔をした猫マッケンジー カナダのノバスコシア州に住むアンジェラ・ラスースさんは、マッケンジーという15歳のメス猫を飼っており、マッケンジーはアンジェラさんに「グランピー・キャット」と呼ばれている。[画像を見る]  実際に、マッケンジーはいつも不機嫌な顔をしており、アンジェラさんに対してもはっきりと意思表示することも恐れない。

 抱っこされる気分じゃない時に抱っこすると、マッケンジーは、アンジェラさんに容赦なく猫パンチを炸裂することも。
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祖父母が飼っていた猫を引き取りゆっくりと絆を育む マッケンジーは、もともとアンジェラさんの祖父母が飼っていた猫だった。
しかし、祖母が先に他界し、2019年に祖父も亡くなった。

 行き場を失ってしまったマッケンジーをアンジェラさんが引き取ったのだが、マッケンジーが新しい飼い主に慣れるまでかなりの時間を要したようだ。

 そこで、アンジェラさんはハーネスとリードを買い、マッケンジーに着けてみた。すると、嫌がらずにむしろ喜んで外へ出るようになったという。

 以降、マッケンジーは冒険好きの猫に変わった。
1か月後には、マッケンジーをコテージへ連れて行ったのですが、ビーチで遊んだりしてとても楽しんでいました。


不機嫌な顔をしているけれど、ハーネスを着けると冒険猫に変身するようです。そこがとても奇妙なんですが(笑)
[画像を見る] マッケンジー、サンタクロースに一目ぼれ いろいろな場所へリードとハーネスを着けてお出かけするのが好きなマッケンジーだが、好きな1つの場所に、地元のペットショップがあるという。

 特に今のシーズンはクリスマスに近いということで、地元のフードバンクの募金活動を主催しており、店ではサンタクロースと無料で記念撮影ができるというイベントも開催されている。

 アンジェラさんは試しにマッケンジーを連れて行き、サンタと会わせてみたところ、予想外の反応を得た。
最初、困惑したのか少し唸り声をあげましたが、マッケンジーはすぐにサンタの膝の上に乗り、今度は去ろうとしませんでした。

サンタの白い髭が、亡き祖父を思い出させたのかもしれません。
とても気に入って、私が順番待ちをしている他のペットのために「もう帰るよ」と抱き上げようとしても、嫌がって私に向かってシャーッと声をあげたほどです。
[画像を見る]  どうやら、マッケンジーはサンタクロースに一目惚れをしてしまったらしい。その姿(中の人)に、今は亡き飼い主のおじいさんの姿を重ねたのかもしれない。[画像を見る]  一緒に撮影した写真は、インスタグラムアカウントやTikTokでシェアされているが、マッケンジーの不機嫌な顔はそのままだ。
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 しかし、アンジェラさんいわく「サンタに出会った日はマッケンジーにとって最高にハッピーな日だった」ようで、「またマッケンジーをサンタに会わせに行く」と楽しみにしている。[画像を見る]  ちなみに、アンジェラさんは祖父母が他界してしばらくした後、非営利団体『My Grandfather’s Cat』を設立した。


 これは、ペットの飼い主となる高齢者が他界したり、介護施設などに移住したりする場合に、ペットが残されてしまうことのないよう新たな家を探す組織だ。

 これまでの6か月間で、24匹のペットに新しい飼い主を見つけることができたという。

written by Scarlet / edited by parumo

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