アメリカ、ニュージャージー州の高速道路の道路脇に、ひとりぼっちで取り残されていた赤ちゃんグマが通行中のドライバーたちによって目撃され、すぐさま州警察に通報が入った。
母親とはぐれ、危険な場所にいた小さな命を、警察官たちは救出することに成功。
高速道路の脇の草むらに小さな赤ちゃんグマ
2026年4月1日の午後、アメリカのニュージャージー州警察第B部隊ペリービル署に一通の通報が入った。
場所はユニオンタウンシップを横断する州間高速道路78号線。車が激しく行き交う、非常に交通量が多い幹線道路である。
通報の内容は、高速道路のすぐ脇にある草むらに、小さなクマの赤ちゃんがひとりぼっちで座り込んでいるというものだった。
駆けつけた警察官たちが現場で最初に目にしたのは、通報した目撃者女性と息子と思われる少年たちの姿だ。
彼女たちに導かれ、アスファルトのすぐ横に乾いた草や落ち葉が広がる場所を確認すると、そこに小さな赤ちゃんグマの姿を発見。
アメリカグマ(アメリカクロクマ)の赤ちゃんだ。
アメリカグマは北米に広く生息するクマで、本来、母親から生きる術を学ぶために長い期間を一緒に過ごす。
警察官らは茂みに入る前に、子グマの母親が周囲にいないかどうかを入念に確認したが、どこにも見当たらなかった。
今回発見された赤ちゃんは、何らかの理由で母親とはぐれてしまい、さまよった末にこの危険な場所へたどり着いてしまったと考えられる。
映像には、小さな命を心配して足を止めた目撃者たちの姿もあり、彼らは赤ちゃん救出の様子を見守り続けていた。
警察官が赤ちゃんグマを救出
赤ちゃんグマにとってこの場所は大変危険である。
道路に出てしまったら車にひかれてしまうかもしれない。
警察官らはすぐに救出作戦を開始し、草むらに隠れる赤ちゃんグマに近づき、捕まえることに成功した。
だが、警察官が油断したすきに、クマは手からするりと抜け出し、また逃げてしまう。
警察官は再び逃げるクマを追いかけ、今度はしっかりとつかみ、保護することに成功した。
赤ちゃんグマはパトカーに乗せられ、そのまま警察署へと連行された。
パトカーに乗せられたアメリカグマの赤ちゃん。座席の横でかくれんぼ。
保護施設に移送され、自然に帰す予定
そのご赤ちゃんグマは、ニュージャージー州警察から、野生動物の管理・保護を専門とする行政機関「ニュージャージー州環境保護局」に引き継がれた。
アメリカでは、アメリカグマが人間に危害を加えるなどの危険性が高い場合は厳しい対応が取られることもあるが、今回のように母グマとはぐれて迷子になっただけの赤ちゃんグマに対しては、積極的に「命を救い、野生に戻す」ための公的な仕組みが整っている。
引き継ぎを受けた環境保護局は、まず赤ちゃんグマの健康状態を詳しく検査した。その後、野生動物のリハビリテーション(更生)施設に移され、自然界で生き抜くための力を蓄えさせ、野生に戻す予定だ。
References: New Jersey State Police[https://www.facebook.com/NewJerseyStatePolice/posts/pfbid0wm9EbdT4vwQqk16uMrUXmgtKjPJrwFRiQjVCCPrcBoEuds2pA8NJp4L1dXTeePgKl]











