今年96歳のおばあさんが、庭で指をさすと、大きな茶色の犬が土を掘り始める。おばあさんはそこに花を植え、花壇を作る。
高齢になり穴を掘る作業が身体的負担となった彼女を愛し、心から支えているのが、孫娘の愛犬であるニューファンドランドのチューイーだ。
体重68kgの巨大なチューイーは、いつだっておばあさんの最高の相棒なのだ。
隣に住む孫の愛犬が、いつしかおばあさんを支える存在に
アメリカのノースカロライナ州に住むエイミー・サヴィーノ(39歳)さんは、夫と3人の子供、そして大型犬種のニューファンドランドのチューイーと一緒に暮らしている。
エイミーさんの家のすぐ隣には、96歳になる祖母のバーバラ・コリンズさんが暮らしている。
コリンズさんは30年前に夫を亡くした際、エイミーさんの両親と同居を始めた。
エイミーさんは祖母と共に育ち、2015年には「祖母の近くにいたい」という理由で、両親と祖母が住む家の隣に自分たちの家を購入した。
家族が仲良く行き来する中で、エイミーさんの愛犬、チューイーもまた、二つの家の間を自由に行き来するようになった。
現在、チューイーは一日のほとんどをコリンズさんのそばで過ごしており、1匹と1人は強い絆で結ばれた最強の親友だ。
おばあさんが指示するとチューイが土を掘ってくれる
コリンズさんガーデニングが大好きだったが、高齢のためバランス感覚を保つのが難しくなってしまい、地面に膝をついて土を掘る作業ができなくなってしまった。
だがその役目をかってでたのが、穴掘りが得意なチューイーだ。
コリンズさんが杖で土を指し示し、「掘って」と命じると、体重約68kgの巨大なチューイーは、大きな前足を使って正確にその場所を掘り進める。
コリンズさんは、チューイーが作った穴にマリーゴールドやパンジーなどの花を植え、仕上げに自分の手で土を叩いて整える。
チューイーのおかげで、彼女は再びガーデニングを楽しむことができるようになった。
救助犬の歴史を持つニューファンドランドの身体能力
チューイーの犬種であるニューファンドランドは、カナダ東海岸の島で、漁師の網を引いたり水難救助を行ったりするために改良された歴史を持つ。
この犬種には、指の間に水かきのような皮膜(ひまく)があり、油分を含んだ厚いダブルコートの被毛は冷たい水をはじく。
体重はオスで60kgから70kgに達し、がっしりとした骨格を持つ。
性格は非常に穏やかで知能が高く、子供や高齢者に対して優しく接することから「穏やかな巨人」と呼ばれる。
チューイーがコリンズさんの指示を正確に理解し、力強く土を掘る姿には、こうした作業犬としての本能と、人間に寄り添う優しい性質が表れているのだろう。
犬と家族に支えられて豊かな日常を送るおばあさん
エイミーさんによれば、チューイーはコリンズさんに対して「守るべき存在」であることを感じ取っているようだという。
階段を降りる際、チューイーは彼女が降りきるまで先に行かずに待つなど、常に彼女の動きを気にかけて、近くで見守り続けている。
コリンズさんもまた、映画スター・ウォーズのキャラクター「チューバッカ」にちなんで名付けられたチューイーを「私のかわいい赤ちゃん」と呼び、手作りの料理を振る舞い、壊れたぬいぐるみを縫い直してあげている。
おばあさんと大型犬の日常を撮影した動画は、TikTok[https://www.tiktok.com/@chewythenewfie]に投稿され、大反響を呼んでいる。
おばあさんと犬と家族の関係は、共に生き、助け合うことの素晴らしさを私たちに伝えてくれる。











