【目次】
ブルーパドルの企業情報とリニューアルの経緯
ブルーパドルは、企業・ブランドの戦略設計、企画、デザイン、Web・コンテンツ制作などを手掛けるデザイン会社です。「ブルーパドル(Blue Puddle)」の「パドル」は水たまりを意味する言葉で、「小さなブルーオーシャンを発見し続ける」という会社の姿勢が示されています。同社は2016年7月に設立され、2026年で記念すべき10周年を迎えます。それを記念して実施されたのが、CIの刷新/コーポレートサイトのリニューアル/新たなブランドツールの開発などの取り組みです。じっくりと期間を費やして練られたプロジェクトとなっており、サイト制作の前に2カ月をかけて自社の戦略の「WHO(顧客は誰か)・WHAT(届ける価値は何か)」を徹底的に見直すところからスタートしています。
顧客の視点で考えて日本語ロゴを追加
CIの刷新については、従来の英語ロゴ自体は変えることなく、新たに日本語ロゴが追加されました。前述の「WHO(顧客は誰か)」のコアターゲットを「新規の企業の担当者」としたときに、「Blue Puddle」という英字は読み方が分かりにくいというのが理由です。
「SI」と命名された新たな発想のツール
CIの見直しに伴い、当初は封筒や紙バッグなどのツールの用意も検討されましたが、同社ではそのようなツールを使う機会が少ないことから「大掛かりな印刷をしても無駄になるのでは」という懸念がありました。しかし同時に「CIツールがあれば楽しいし展開できたら嬉しい」という思いも残っていました。そこで、その矛盾を解決する方法として模索されたのが「もっと従来のCIツールとは違う形がないか?」ということです。
アニメやギミックは最小限に抑えたWebサイト
そのほか、Webサイトもリニューアルされました。おしゃれな演出やアニメーションやギミックを満載にするわけではなく、何よりも「戦略エクイティを体現するWeb」を目指してデザインされています。サイト制作の前段階では「ブルーパドルの戦略づくり」が7つの工程を経て詰められています。その7つの工程とは、「1. ゴールを決める」「2. WHOを決める」「3. WHOの根源的欲求を考える」「4. WHAT(ベネフィット)を整理する」「5. WHAT(RTB:信頼してもらうための証拠)を決める」「6. 戦略エクイティを決める」そして「7. これらをWebに反映する」というものです。各工程の詳細は、同社のnote記事でも公開されています。
●サイトリニューアル:戦略整理とWEBへの落とし込み
https://note.com/sato_nezi/n/nfd1d3cf8fe83
実際のWeb化でポイントとなった工夫の1つが「資料形式モード」です。たとえば実績一覧にはモード機能が搭載され、パワポの資料のように各プロジェクトの要点をまとめたスライドを一覧できるモードも用意されました。そのほか、ハンバーガーメニューを押すことなくスワイプ量に連動してメニューが動く仕組みや、パソコン版ではホバーに合わせて追加情報が浮かび上がる挙動も盛り込まれています。
今回紹介した内容は、デザイン会社によるCI周りやWebサイトのリニューアル事例として、非常に参考になるものです。単に見た目を刷新するだけではなく、その土台となる「顧客は誰か?」「顧客にとっての価値は何か?」「自分たちの価値は何なのか?」をしっかりと整理することの大切さをあらためて感じさせます。
株式会社ブルーパドル
URL:https://blue-puddle.com/
2026/04/16











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